tag:blogger.com,1999:blog-35698511689487839932024-03-13T19:42:36.764+09:00ただたん洋邦問わず、10点満点で評価。La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comBlogger145125tag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-43193530314525640032013-11-04T22:44:00.000+09:002013-11-10T03:11:52.392+09:00ディストピア時代におけるミュージック・コンクレート<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-HEshH7g2v0A/UnekKGkdG5I/AAAAAAAAAls/jF4mg7C4i4A/s1600/disto.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-HEshH7g2v0A/UnekKGkdG5I/AAAAAAAAAls/jF4mg7C4i4A/s1600/disto.png" /></a></div>
<br />
<br />
ディストピアは今やインターネット発の音楽シーンには<br />
必ずと言っていいほど顔を出す概念になった。<br />
<br />
ヴェイパーウェイヴにしろ、昨今アダム・ハーパーがDummymagで提唱したディストロイドにしろ、<br />
それが「日本人のサラリーマン」的なものか「マッチョイズム」か、という違いはあるが、<br />
どちらも現在の社会をシニカルに描き出すものであり、社会の行き詰まりを示すものである。<br />
(後者に至っては、「人の気配すら無くなっている」)<br />
<br />
それと同時に浮かび上がってきたのが、ミュージック・コンクレートという手法である。<br />
OPNは新作『R plus Seven』で具体音を作中に取り入れる、<br />
ミュージック・コンクレートの手法を利用し、作品を作り上げた。<br />
また、『Music for Private Ensemble』でのSean McCann、<br />
『NYC, Hell 3:00 AM』でのJames Ferraro、<br />
ここ日本でも『The Space Theory Of The Dreams And Phantasms In A Small Box』を発表した<br />
Rhucleなどミュージック・コンクレートを使用する作家は確実にその数を増やしている。<br />
<br />
では、ミュージック・コンクレートとは何なのか。<br />
武満徹は『芸術新潮』1958年2月号において、このような発言をしている。<br />
<blockquote class="tr_bq">
『僕がミュージック・コンクレートなんかでいろんな現実音を使って音楽を書いているというのは、音楽に限らず芸術というのは非常に細分化されちゃって、音楽の場合では十二音音楽や電子音楽というところまで来たわけですけれど、僕の考えるところでは、そういうものは、もうひとつの飽和点に達して行き詰まりの状態にあるわけです。ですから僕が現実音を使うということは、昔の原始時代の人間と宇宙の関係、宇宙がいつ襲いかかってくるか分からないというような状態にある、そういう未分化の状態に甦らなきゃいけないだろうというところから出発しているわけです。』</blockquote>
<br />
これがミュージック・コンクレートを端的に言い表した発言だろう。<br />
ラジオ技師からミュージック・コンクレートを始めたシェフェールにせよ、<br />
その弟子のピエール・アンリにせよ、所謂音楽として規定されているものを再度見直そうとするものであった。<br />
そして、これはヴェイパーウェイヴの手法と通ずるものでもある。<br />
<br />
周知の通り、ヴェイパーウェイヴは<br />
所謂『ミューザック』的な音楽の可能性を拡げるような運動であることは今更言うまでもない。<br />
そもそも『ミューザック』とは生産性や仕事の能率を上げるためにかかる無味乾燥としたBGMで、<br />
それを改めて見直し、それに批評性を与えることで、<br />
資本主義社会や管理社会をシニカルに描き出し、<br />
一方で『ミューザック』的なものに音楽的な可能性を与えるという、<br />
二重の運動がこの『ミューザック』的なものに対する見直しには内包されている。<br />
つまり、ヴェイパーウェイヴは非音楽から音楽をどれだけ見いだせるか、という試みだったと言えるだろう。<br />
<br />
しかし、ヴェイパーウェイヴの音はミュージック・コンクレートの技法に則れば、『抽象音』である。<br />
「スーパーチャンスが溢れてる」という言葉の裏に資本主義のおかしみがあったとしても、<br />
それはあくまでその含意を読み取っているから、機能する音であり、「直接」的に伝わる音ではない。<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/dtTTmk7VzSc" width="420"></iframe><br />
<br />
<br />
一方、『NYC, Hell 3:00 AM』に収められたネズミの鳴き声は都市の暗部を直接的に抉り出した『音』である。<br />
また、直接的であるが故に、彼らには表現者としての逃げ場がない。<br />
逃げ場がないからこそ、OPNはポップなメロディを紡ぎだし、<br />
『Still Life』のような露悪的な曲や具体音をより一層浮かび上がらせようとする。<br />
<br />
ヴェイパーウェイヴには可能性があった。<br />
だからこそ、OPNやフェラーロはその可能性を引き継ぎ、繋げるために自らの手法を更新した。<br />
それこそ、冷酷なポップソングとミュージック・コンクレートの真価であり、<br />
全てが未分化の状態から音楽を見直すことだと私は思うのだ。<br />
<br />
シェフェールは晩年のインタビューでこう語っている。<br />
<br />
<blockquote class="tr_bq">
『私は音楽にたどり着けなかった――私が音楽と呼ぶものにはだ。
<br />
<blockquote class="tr_bq">
(中略)抜け道はない。抜け道は私たちの後ろにあるんだ。』
</blockquote>
</blockquote>
<br />
現在におけるミュージック・コンクレートはこういった限界を知りながら、<br />
それでも僅かな漸進を試みようとするスリリングな『音楽』だ。
<br />
<br />
<br />
<div>
<br /></div>
La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-90118545001176115972013-10-22T03:15:00.001+09:002013-10-22T03:17:16.096+09:00Philip Glass - North Star<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-ENwmulN0jos/UmVuk8ZS4II/AAAAAAAAAlc/vfvT3q0Bxmc/s1600/glassnorth.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-ENwmulN0jos/UmVuk8ZS4II/AAAAAAAAAlc/vfvT3q0Bxmc/s1600/glassnorth.jpg" /></a></div>
<br />
<br />
10/10点中<br />
<br />
もうわざわざここで取り上げなくてもよい作家ではあるのだが、<br />
この『ノース・スター』の日本盤は廃盤になってしまっている上、<br />
かつウィキペディアにすら認知されていないアルバムなので、<br />
ここで紙幅を割きたいと思う。<br />
<br />
フィリップ・グラスはヴァージンから2枚LPをリリースしているのだが、<br />
その内の一枚がこの『ノース・スター』である。<br />
リリースは1977年、『グラスワークス』や『フォトグラファー』以前のアルバムで、<br />
方向性自体はそれらに通底するものがあるが、<br />
このアルバムにそれら2作と決定的に違う点があるとすれば、<br />
電子音楽の大胆な導入である。<br />
<br />
A面冒頭からスピリチュアルなコーラスワークが展開されるわけだが、<br />
その後ろで鳴らされるのは管弦楽器の音ではなく、<br />
フィリップ・グラス自身が弾くエレクトリック・キーボードの音色である。<br />
以降も、サックス、フルート、コーラスと共にエレクトリック・キーボードが大胆にフューチャーされ、<br />
フィリップ・グラスの深淵な世界観がミニマルに繰り返されるメロディに投射される。<br />
<br />
特にB面はその色彩がかなり濃い。<br />
タンジェリン・ドリームやマニュエル・ゲッチングの名すら挙げたくなる、<br />
聴き手をズブズブと音の沼の中へと引きずりこむ、強烈なエレクトリック・キーボードの音色の渦。<br />
それが始終反復し、かつ変拍子で鳴り続けるのだから、このアルバムは間違いなく変態だ。<br />
ファウストや、それこそタンジェリンに目を付けるようなレコード会社から出ているのだから、<br />
それはそれで自然な流れとも言えるのだが。<br />
<br />
ともかく、グラスのドロドロした実験精神があらぬ方向にぶっ飛んでしまっている曲を聴ける貴重なアルバムだと思う。<br />
ミニマル・ミュージックに入門したい方は『グラスワークス』や『フォトグラファー』から入るべきだと思うが、<br />
刺激的な音楽を求めている方は間違いなく、この『ノース・スター』から聴くべきだろう。<br />
時空の歪みを感じるような異世界がここにはある。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/LRX1Pe5X1Xw" width="420"></iframe><br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/WYUHFIx1E3k" width="420"></iframe><br />
<br />
<br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-66552199116241758342013-10-18T21:00:00.000+09:002013-10-18T21:00:04.487+09:00Sean McCann - Music for Private Ensemble<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-aZuE6NUbZJI/UmBom7FhexI/AAAAAAAAAlM/rhLyhLfttf4/s1600/musicforprivateensemble.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-aZuE6NUbZJI/UmBom7FhexI/AAAAAAAAAlM/rhLyhLfttf4/s1600/musicforprivateensemble.jpg" /></a></div>
<br />
9.8/10点中<br />
<br />
Sean McCannという作家は一貫した作家だ。<br />
根底にある彼の方向性というのはまるで変わっていない。<br />
彼は音楽というものの価値を改めて見つめ直そうとし、<br />
その限界を見定めようとしている。<br />
<br />
美しいヴァイオリン、粗野なパーカッション、電子音、そして環境音。<br />
これらを聴いて我々は何を感じるだろうか。<br />
彼はこれらの音を並列に扱い、聴き手と共に音楽について考えてきた。<br />
2011年の作品、『The Capital』を聴けば分かりやすいだろう。<br />
未分化な音が同時並行的に鳴ることで聴き手と共に音楽を作り上げる余地を残し、<br />
一義的でない互助的、相互関係的な音楽を実現させることに成功した好例で、<br />
実験的な作風ながらも、広い層に受け入れられる音楽性を有する良作である。<br />
<br />
その『The Capital』からソロでは約2年ぶりとなる、<br />
この『Music for Private Ensemble』もまた相互関係的な音楽だと言える。<br />
しかし、伝統的な作曲技法によって、<br />
相互関係的な音楽が可能であるということを証明しようとする点において、<br />
『Music for Private Ensemble』はこれまで以上にスリリングな作品であると言えるだろう。<br />
<br />
#1『Reservations~』で鳴らされる不定形な音調、そして休符。<br />
その全てが聴き手を試すような響きを持っており、<br />
尚且つ聴き手に考慮の余地を残すような余韻を孕んでいる。<br />
#2『Character Change』はアルバムの中で最もオープンな曲だろう。<br />
管弦楽器と偶発的に挿入される環境音とが有機的に共存する様は、<br />
聴き手とともに音楽を定義しようとする試みを示すには適している。<br />
<br />
その#2での試みをより推し進めた快作が#3『City With All the Angles (For Dick Higgins)』だ。<br />
言葉以前の声、ドアの開閉音、けたたましく鳴らされるインターホン。<br />
これらの音を音楽と捉えるか、そうでないと捉えるか、<br />
それらが全て表現者と聴き手との相互関係によって成り立っているという点において、<br />
実験的かつ示唆的な曲であり、音楽-非音楽という境界が喪失した音楽であると言える。<br />
そして、その流れを引き継ぐように奇妙な環境音と美しいストリングスが奏でられる<br />
#4『Our Days of Generosity Are Over / Arden』でアルバムは幕を閉じる。<br />
<br />
この作品でも挙げられたディック・ヒギンスのように、<br />
音以前の音を描き出し、聴き手との関係を模索するSean McCannの音楽は実に音楽らしい。<br />
『私的なアンサンブルのための音楽』と名付けられた本作は、<br />
故に私的な音楽であり、私のための音楽であり、あなたのための音楽でもある。<br />
<br />
<br />
<iframe frameborder="no" height="166" scrolling="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/98704816" width="100%"></iframe><br />
<br />
<iframe frameborder="no" height="166" scrolling="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/93285550" width="100%"></iframe><br />
<br />
<br />
<div>
<br /></div>
La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-5282216638915879382013-10-14T03:27:00.000+09:002013-10-16T06:21:05.049+09:00Vanguard - Diver<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-indbpI08JJI/Ulrl0deyOPI/AAAAAAAAAk8/WR_4dThNwCw/s1600/vanguarddiver.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-indbpI08JJI/Ulrl0deyOPI/AAAAAAAAAk8/WR_4dThNwCw/s1600/vanguarddiver.jpg" /></a></div>
<br />
8.3/10点中<br />
<br />
わずか17分の「アルバム」である。<br />
<br />
Vanguardとの最初の出会いは「Echohunter」が契機だった。<br />
Tiananmen Square Danceのコンピレーション、<br />
「VHS Wave Vol Four」での鮮烈な印象は記憶に新しい。<br />
このVanguardの「Echohunter」は群雄割拠のコンピレーションの中でも一際輝いていた。<br />
しかし、コンピレーションに参加する他のアーティストとは異なり、<br />
Vanguardはこれまでまとまった作品を一つもリリースしていなかった。<br />
故に、私の中で彼(彼女?)の動向は「Echohunter」で止まっていた。<br />
<br />
そのVanguardがAMDISCSからアルバムを発表するという。<br />
これは聴くしかあるまいということで聴いてみたわけだが、なるほどこれは良い。<br />
Com TruiseやNeon Indian、Joel Ford界隈とは違う、<br />
チルウェイヴやヴェイパーウェイヴ、フューチャービーツを通過した、<br />
気だるく甘い音はAMDISCSからリリースされるのもうなずける出来だ。<br />
<br />
#2「Undercaves」は一つのハイライトになるだろう。<br />
#1「Diver」で聴き手が作品の懐に入り混めたと安心する否や、<br />
強烈なフックを喰らわされたような、Vanguardらしいアッパーなトラックで好感が持てる。<br />
Soundcloudで最も人気を集める、#3「Everytime」も爽やかな曲で良いが、<br />
やはり、このアルバムの核は#5「Echohunter」。<br />
冒頭の霞がかった音像が徐々にクリアになり、躍動感溢れるビートが跋扈する演出には<br />
何十回と聴いた今でもハッとさせられる。<br />
<br />
収録時間の短さが最も惜しむべき点になってしまうだろう。<br />
これほど才能の片鱗を見せながら、<br />
わずか17分にその才能を収めてしまうのはあまりに勿体ない。<br />
<br />
ともかく、広大な海に飛び込み、<br />
自身の存在を世に問うたこの処女作は非常にポジティヴな出来だ。<br />
Vanguardがこの音の海の中へ更に潜り込み、<br />
驚くべき深海の世界を我々に提示してくれることを私は期待している。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/nbRP9VAgRAw" width="420"></iframe><br />
<br />
<br />
<br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-31251996933442951432013-10-10T03:21:00.001+09:002013-10-10T03:23:15.146+09:00Various Artists - Play That Beat Mr. Raja, Vol. 1<div>
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-EAMJ0MuWb98/UlWeaz1DRRI/AAAAAAAAAks/XagsSlNJbFk/s1600/mrraja.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-EAMJ0MuWb98/UlWeaz1DRRI/AAAAAAAAAks/XagsSlNJbFk/s1600/mrraja.jpg" /></a></div>
<div>
<br /></div>
8.3/10点中<br />
<div>
<br /></div>
<div>
ele-king誌上でレコメンドされていた作品を聴いてみた。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
「スティーヴ・ヴァイの1stをプリンスにモディファイ」させたというのは言い得て妙で、</div>
<div>
このアルバムにはそういったエキセントリックさしかないと言っても過言ではないだろう。</div>
<div>
チープなシンセサイザー、異常なまでにエコーのかかるボーカル、</div>
<div>
高音がやたらと耳につくコーラス、とドロドロとした音に作品が満ちており、</div>
<div>
本人たちが意図しないサイケデリアが聴き手を第三世界の空気に包みこむ。</div>
<div>
そこが聴き手にとって地獄か桃源郷かはさておいて……。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
しかし、ニッチな音楽ではあるが楽曲のクオリティ自体は粗悪なものではなく、</div>
<div>
#1「Vikram Vikram (feat. Kamal Hassan)」からなかなか良い。</div>
<div>
欧米や日本のような国では生まれないようなシンセサイザーのアイデア、</div>
<div>
インド土着のメロディが新鮮で心地よい。</div>
<div>
#2「Cola Cola Coca Cola (feat. Vani Jairam)」もまた頭抜けた曲である。</div>
<div>
こんな陽気かつ妖気にコカコーラを歌う曲を少なくとも僕は知らない。</div>
<div>
アルバム全体としても40分足らずで、</div>
<div>
何かをしながら聴いているとすっと過ぎてしまうような時間だが、</div>
<div>
不思議とメロディは頭に残っている。</div>
<div>
これが土着の音楽の強さなのだろうか。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ともかく、可能性と新鮮さに満ちた、スリリングなアルバムである。</div>
<div>
但し、オリエンタリズムがこのアルバムをこのアルバムたらしめていることも事実で、</div>
<div>
非常に危ういバランスの上で成り立つ作品であることもまた言及しなければいけない。</div>
<div>
このアルバムに可能性を見出せるか、</div>
<div>
それはこのアルバムを聴く、あなた方に委ねられている。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-3428397719755134172013-09-28T12:12:00.000+09:002013-09-28T12:13:15.408+09:00Mark Mcguire - Along The Way<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-PLYshfFSsZ0/UkXsB12v8_I/AAAAAAAAAkY/SMkgkzvCtpg/s1600/markalongtheway.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-PLYshfFSsZ0/UkXsB12v8_I/AAAAAAAAAkY/SMkgkzvCtpg/s1600/markalongtheway.jpg" /></a></div>
<br />
<br />
8.2/10点中<br />
<br />
OPNがニューエイジから離れ、新たな地平を切り開いた一方、<br />
このマーク・マクガイアはより深層へと侵入しようとしている。<br />
<br />
Emeralds時代から徹底されてきたそのメディテーティブな作風は変わらないが、<br />
以前と比べると生楽器がフィーチャーされ、<br />
より温かみのある柔和なムードが作品を包む。<br />
何より、マーク自身の引くギターの音色に叙情がある。<br />
そのギター表現が最高点に達したのは<br />
やはり数多くの方がベストトラックに挙げる「The Instinct」だろう。<br />
「本能」というタイトル通り、マークの燃えるような演奏が聴き手の本能を喚起し、<br />
こちらの本能とマークの本能がぶつかり合うような緊張感が味わえる秀逸なトラックだ。<br />
そして、それはこのアルバムで描かれる「愛」の姿に重なるものでもある。<br />
<br />
だが、このアルバムのライナーにも長々と書かれた「愛」についての思想、<br />
それを読んでいれば、かつてのニューエイジの姿を想起してしまうのは仕方のないことだろう。<br />
そして、そのニューエイジが辿った帰結を考えれば、<br />
今回「愛」をテーマにしたことに関して若干の浅薄さは否めない。<br />
しかし、マーク・マクガイアは本気である。<br />
<br />
同じ地点から出発し、ディストピアを描き切ったOPNと、<br />
あくまでユーフォリックな世界を描くことに徹したマーク・マクガイア。<br />
まったく対照的な作風の二つだが、<br />
コインの表裏の関係でしかないように感じてしまうのは私だけだろうか。<br />
<br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-69938939507941276482013-09-25T00:54:00.000+09:002013-09-25T02:56:48.752+09:00Oneohtrix Pont Never - R plus Seven<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-zN3KHdR9hFY/UkGzrA17JCI/AAAAAAAAAkI/dhSA7wuQyyc/s1600/OPNRplusseven.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-zN3KHdR9hFY/UkGzrA17JCI/AAAAAAAAAkI/dhSA7wuQyyc/s1600/OPNRplusseven.jpg" /></a></div>
<br />
<br />
9.8/10点中<br />
<br />
JUNO-60を全面に使用した、『Rifts』に収められた初期3作。<br />
強烈なノイズで幕を開けた『Returnal』の衝撃。<br />
Chuck Personやsunsetcorpの名の下における挑戦的な試作。<br />
そして、コラージュワークを新たな次元へと高めた「Replica」。<br />
それから早2年で、ダニエル・ロパーティンは再び新たな音楽を切り開こうとしている。<br />
<br />
彼の音楽はノスタルジックでありながら、<br />
その実、現実とは全く異なる世界を見せている。<br />
多彩な楽器やテクスチャを用いた今作は<br />
ノスタルジアや異国情緒を感じさせ、<br />
それがある種の懐かしさと結びつきそうになる。<br />
しかし、異常なまでにディストーションのかかったサウンドや<br />
突然の変調、
カットアップ、コラージュがそれを踏みとどめ、<br />
そして、聴き手をまだ誰も見たこともない地平へと誘引していく。<br />
<br />
スティーブ・ライヒ、フィリップ・グラス、ブライアン・イーノ……、<br />
クラシカルな方法に則って作られた彼の音楽を聴けばこのような名前も浮かんでくるはずだ。<br />
しかし、『R plus Seven』はその単なる再現ではない。<br />
更にこの作品は偉大なアーティストの作品を更新するような可能性に満ちている。<br />
何故なら、この作品では時代性が完全に失効しているからだ。<br />
この『R plus Seven』においてロパーティンが<br />
これまで以上に様々な楽器を使用したのも『時代性の失効』を意図してのことだろう。<br />
<br />
そして、その意図はアートワークの端々からも伝わってくる。<br />
ロパーティンは全てを等価にし、配列を組み換え、そのパズルピースを無造作に当て嵌めていく……。<br />
そして、その営みの中から新たなものを見出そうとしている。<br />
<br />
ノスタルジア、ドローン、サンプリング……、<br />
様々な模索の末にロパーティンは遂に時代から逸脱する作品を作り上げた。<br />
このアルバムは空虚であり、鏡であり、異なる世界と我々を繋ぐハブである。<br />
このアルバムを一度聴けば我々はもう、<br />
R Plus Sevenなどという成り立つはずのない方程式の成り立つ世界へと<br />
足を踏み入れてしまっているのだ。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/uvDzaQOSZ3E" width="560"></iframe><br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/M1QAM9rq1PA" width="420"></iframe><br />
<br />
<br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-81260008932711072892013-09-06T16:59:00.000+09:002013-09-06T16:59:31.906+09:00SHXCXCHCXSH - STRGTHS<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-3IUMjr4F8uU/UimF-j-3jEI/AAAAAAAAAj4/WIACGYbGgrY/s1600/shxcxchcxsh.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-3IUMjr4F8uU/UimF-j-3jEI/AAAAAAAAAj4/WIACGYbGgrY/s1600/shxcxchcxsh.jpg" /></a></div>
<br />
9.8/10点中<br />
<br />
スウェーデンの2人組ユニットが出したこのデビューアルバムは<br />
彼らにとって大きな一歩になるに違いない。<br />
<br />
その素性やそもそも読み方すら謎なこのユニットだが、<br />
それはその音楽性にも通じている。<br />
#1の「SLVRBBL」の<br />
井戸底の呼び声のようなリバーブのかかるコーラスからアルバムは幕を開け、<br />
不穏なシンセサイザーがバックコーラスのように鳴り響き、そこに重く暗いクリック音が重なる<br />
「LTTLWLF」など暴力的とも言える硬質なビートに<br />
どこで録音したかも不明なテクスチャの断片が浮かんでは消えていくサウンドは<br />
あまりに無秩序で無機質で抽象的だ。<br />
しかし、だからこそ、何の感情を移入することがなくとも音楽に身は委ねられ、体は揺れる。<br />
<br />
Modern Loveなどミニマルでダークなビートが顧みられる昨今だが、<br />
この「STRGTHS」にはそのムーヴメントを牽引していく「強さ」がある。<br />
この「STRGTHS」というタイトルや曲名のように<br />
断片的で壊れゆく情報の中からより濃密な体験が生まれるのだとすれば、<br />
このアルバムをデフラグメントしていく作業はあなたにとって実に有意義な体験になるだろう。<br />
「退廃」の美学、それがこのアルバムには満ちている。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/-JyJaIfZXeM" width="560"></iframe><br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/JMCV83PYz8w" width="560"></iframe>La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-17607226031854585812013-09-05T17:59:00.002+09:002013-09-05T22:17:28.703+09:00神の木に身を寄せて -Ailanthus Recordingsを通して- Part 5<br />
最終回の今回は<b>Internet Club</b>や<b>Wakesleep</b>などで知られている<br />
<b>Will Burnett</b>のインタビューをお送りします。<br />
彼にとってヴェイパーウェイヴとは一体何だったのか、そしてヴェイパーウェイヴの今後とは。<br />
余すところなく語っていただきました。<br />
それでは、どうぞお楽しみください。<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-BqqpS1XzlLY/UihHMG8hBvI/AAAAAAAAAjo/IEdqA4MIcac/s1600/willburnett.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="192" src="http://3.bp.blogspot.com/-BqqpS1XzlLY/UihHMG8hBvI/AAAAAAAAAjo/IEdqA4MIcac/s320/willburnett.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
<b>あなたの活動について簡潔にお教えいただけますか?</b><br />
<br />
それは少し質問としてはシンプルすぎないかな?<br />
<br />
<b>分かりました、</b><b>では</b><b>あなたにとってInternet Club、</b><br />
<b>そしてヴェイパーウェイヴというのはどのようなものなのでしょうか?</b><br />
<br />
ヴェイパーウェイヴが「ヴェイパーウェイヴ」というものになり、<br />
批評的な目に晒されるようになってから、複雑になって、今なお変わっているものだと思う。<br />
でも、心の中ではクソなものを楽しんで作ってきたという目線から、<br />
もしくは僕ら(<b>*1</b>)の考えやその他もろもろのはけ口を作ってきたという目線から<br />
今でもヴェイパーウェイヴのことを見ているよ。<br />
ヴェイパーウェイヴの美学やその雰囲気、<br />
そして自分自身を表現できていたっていうことは今や全て台無しになってしまった。<br />
その要因の一つはノスタルジアがその根底にあったからかもしれない、<br />
でも僕自身はそれ以上に何よりヴェイパーウェイヴは一つの「探検」だったという印象の方が強いんだ。<br />
僕個人のことで言えば、<b>Internet Club</b>は全くノスタルジアに基づいた活動ではない<br />
――僕がノスタルジアを感じることができるのは90年代のJpopやSEOマーケティングや株の売買の音楽や、<br />
ビジネス街にある公園とか、ドバイっていう国とか、液晶テレビかな?<br />
本当に風変わりで酷いものを除いて、どんなものでも文化を表象するものには興味がある、<br />
何よりそういうものには面白い美学ってものがあるからね。<br />
<br />
うん、多分これで分かっただろうけど、僕は反資本主義者だ。<br />
でもそれを僕が作るものとか<b>Internet Club</b>で作っていたもので直接表したことは無い。<br />
ちょうどそういう文化を表象しているものが面白いって気付いたところだしね。<br />
去年、<b>アダム・ハーパー</b>っていう音楽ライターには<b>Internet Club</b>は<br />
<b>ドゥボール</b>(<b>*2</b>)に影響を受けた反資本主義で状況主義者のパフォーマーだ、<br />
なんて言ってたんだけど、実際振り返ってみると<b>Internet Club</b>って全然そんなことなかったし、<br />
かすりもしてなかったんだよ。<br />
僕は文化や音によって明示された態度とかそういうものを探っていくっていうこと自体が最近好きになったところなんだよ。<br />
文化とか音楽で何か主義主張を宣誓すること、そういうものを排して、<br />
あくまで感情に則って作るのが僕が好きだったんだ<br />
――そういう感じに聴こえてなかったかもしれないけど、<br />
実際大半の<b>Internet Club</b>の作品はとても感情的で、内面的なものだったんだよ。<br />
<br />
僕は「ディストピア」なんて言葉は使いたくない、「資本主義」か何かに結び付けられてしまうからね。<br />
僕の作品は純粋に感情を表したものなんだ。<br />
今思えば昔出した<b>Datavision Ltd.</b>名義(<b>*3</b>)で出した<br />
<b>Vector Tables</b>っていうアルバムは本当に馬鹿げた作品だったね。<br />
どこか一点のタイミングで感情から始まって、それが可笑しさに向かって、<br />
最終的に馬鹿げたものになるのが僕は好きなんだよ。<br />
それがその頃に<b>SPF420</b>から沢山アルバムを出していたっていう理由でもあるかな。<br />
ヴェクトロイドの作品も同じ仕組みだと僕は思う。<br />
時には本当にバカバカしい作品もあるけど、<br />
『<b>NEW DREAMS LTD. INITIATION TAPE</b>』みたいな作品は本当に内省的で憂鬱で、<br />
でもだからこそ凄く美しい作品なんだ。<br />
<br />
無論、僕らは<b>フェラーロ</b>や<b>ロパーティン</b>のようなこのジャンルの神のような存在からも影響を受けている、<br />
でも同時に僕らはその影響を自分なりに変えているとも僕は思う。<br />
ただ、自分なりに変えてるからといって何かを軽蔑したりするってことはないけどね。<br />
<br />
<b>*1 </b>「僕ら」が意味するのは、Will Burnett自身や何年も一緒にいるSPF420のコミュニティに所属するメンバーのこと。<br />
<b>*2 </b>ギー・ドゥボール。フランスの著述家、映画作家、シチュアシオニスト(状況主義者)。<br />
著書『スペクタクルの社会』で消費社会を批判。<br />
<b>*3 </b>Internet Club以前にWill Burnettが活動していたユニット名。<br />
<br />
<b>あなたの活動がノスタルジアではないというのは意外に思われる方もいるかもしれません。</b><br />
<br />
そうだね、でも僕らの作品をノスタルジアっていうもので括って、<br />
勝手に「終わった」みたいに思われるのは本当に僕の神経を逆なですることだよ。<br />
<br />
<b>では別の質問に移りたいと思います。</b><br />
<b>あなたがInternet ClubやDatavision Ltd.で行ったことで</b><b>あなたの今の活動に繋がったことはありますか?</b><br />
<b><br /></b>
繋がったことっていうと?<br />
<br />
<b>Internet ClubやDatavision Ltd.において</b><br />
<b>音楽性、そしてあなたの感情や内面を探っていったという経験です。</b><br />
<b><br /></b>
ああ、<b>Wakesleep</b>では全然違う風に表しているよ。<br />
原理は一緒の部分もあるけど、<b>Internet Club</b>でやっていたような文化を表すようなものを<br />
隠喩として織り込むことはやめるようにしている。<br />
例えば、この曲なんかは今やっている方向性をよく示している曲なんじゃないかな。<br />
<br />
<iframe frameborder="no" height="166" scrolling="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=http%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Ftracks%2F80193650" width="100%"></iframe><br />
<br />
<b>今注目しているアーティストやレーベルはありますか?</b><br />
<br />
それは僕が今いる環境においてのことなのか、それとも純粋に今好きなアーティストのこと?<br />
<br />
<b>純粋に今好きなアーティストのことです。</b><br />
<b><br /></b>
それなら<b><a href="http://www.last.fm/user/willnewtown">僕のlast.fm</a></b>を見たら凄く分かりやすいんじゃないかな。<br />
<br />
<b>ももいろクローバーZや相対性理論、サカナクション!</b><br />
<b>日本のアーティストを沢山聴くんですね!</b><br />
<br />
そうそう、日本の音楽にはとても良い作品がたくさんあるね。<br />
<b>ventla</b>や<b>i-fls</b>は本当に良い作品を作ってると思うし。<br />
僕が彼らと友達だって自慢したいっていうのもあるけどね笑 それでも良いアーティストだと思うよ。<br />
それと僕はこういう曲を日本の音楽を扱うブログから知ることが多いんだよ、<br />
<b><a href="http://10000trackprofessional.tumblr.com/">10000trackprofessional</a></b>とか<b><a href="http://makebelievemelodies.com/">MakeBelieveMelodies</a></b>とかからね。<br />
残念ながら、これだけ良いアーティストの曲を聴いているのにも関わらず<br />
曲を聴いていると眠くなっちゃうっていう悪い癖があるんだけどね……ははは……。<br />
<br />
<b>Ailanthus Recordingsとはあなたにとってどんな存在ですか?</b><br />
<b>あなたはARから作品をリリースすることが多かったですよね?</b><br />
<br />
そうだね、<b>AR</b>は<b>Fortune 500</b>や<b>SPF420</b>みたいに、<br />
2011年の初め頃に知り合ったミュージシャンや素晴らしい人たちのコミュニティが拡張してできたものだね。<br />
<br />
<b>今後の予定を教えてください。</b><br />
<br />
とりあえず、二つあるね。<br />
7月の30日には<b>Wakesleep</b>として<b>SPF420</b>に出演するし、<br />
その次の次の日には<b>Zoom Lens</b>レーベルから<b>Time Life / Body Fusion 2</b>っていうアルバムを<br />
<b>Wakesleep</b>名義で出す予定にしているんだ。(<b>*注</b>)<br />
それから後は、まだ分からない。<br />
ある程度曲は作ってて、作業途中のものも含めて<b>Wakesleep</b>か、<b>Datavision</b>名義で<br />
どうにかリリースしたいものもあるんだけどね。<br />
あと、<b>Leonce</b>とやっている<b>Hexagon</b>レーベルもここ何か月か休みがちだったから<br />
そっちもやっていかないといけないね。<br />
<br />
<br />
<b>*注</b> インタビューは7月の下旬に実施<br />
<br />
<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
<b>English ver.</b><br />
<br />
<b>Can you explain your project (include Internet Club) simply?</b><br />
<br />
i suppose that's a bit too simple of a question<br />
<br />
<b>Okay. I rely on Internet Club and some other Vaporwave songs to do things IRL. </b><br />
<b>What is Internet Club and Vaporwave to you?</b><br />
<br />
the past year since vaporwave became vaporwave and fell under the critical gaze things have become much more complex and ever-changing but at heart i still view it as just a way of having fun making shit and just constructing our ("our" meaning i suppose, me, vektroid, and everyone in the spf420 community that's been around for years) outlets of meaning or whatever.messing with all kinds of aesthetics and vibes and making our own. some of it might be nostalgia, but i get more the impression it's just exploration more than anything else. personally, IC was never a nostalgia project—what nostalgia could i feel for 90s jpop, SEO marketing, stock business music, office park architecture, dubai and flatscreens?i was interested in those kinds of cultural markers not out of some dystopian singularity whatever kind of thing but more just because they had an interesting aesthetic.like, yeah, i'm anti-capitalist, but that doesn't figure into what i make, or what i made as IC*. i just find these markers interesting.last year i was telling adam harper that IC was on some guy debord, anti-captialist situationist schtick, but looking back IC wasn't ever about that, or about much of anything really.i really just liked exploring all kinds of things and zones of culture and their sound manifestations. i liked making emotion-based constructions out of these things—it might not sound like it, but a lot of IC records are very emotional and at times personal.i wouldn't say "dystopian" because that connects back to them being more about "capitalism" or whatever. they're just emotional. other times, like with the Datavision Ltd. Vector Tables album (which was pre-IC) they're just totally ridiculous. i like being able to go from emotional to fun to ridiculous, sometimes at the same time.and that's how it seems to be with a lot of stuff from the spf420 community the past two years, too. like i mean, vek's work is the same way. totally ridic at times, but something like "new dreams ltd initiation tape" is an incredibly personal, melancholy and totally beautiful album.of course we're influenced by the gods Ferraro and Lopatin themselves, but i suppose we're twisting it our own ways at the same time. i'm not going to be haughty about anything tho either way.<br />
<div>
<br />
<b>I'm suprised you don't like nostlagia!</b><br />
<br />
haha yeah when ppl bury themselves in nostalgia and irony it gets on my nerves super quick<br />
<br /></div>
<b>The elements you tried on IC or VT connects with your other project (ex Wakesleep)?</b><br />
<br />
what would you say you mean by "elements"?<br />
<br />
<b>That's kind of exploration of sound and your attitude(emotional, personal).</b><br />
<br />
oh, yeah. i mean it manifests differently.something like http://soundcloud.com/maindoctrl/ctrl28-wakesleep-sound-audio-light-control is more representative of the direction it's going in now, though. it's based on the same sorts of principles, but without the sorts of connotations something as filled with cultural markers as an IC record would have.<br />
<br />
<iframe frameborder="no" height="166" scrolling="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=http%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Ftracks%2F80193650" width="100%"></iframe><br />
<br />
<b>What music scene(or artists, labels) you pay attention now?</b><br />
<br />
is this more a way of asking the kinds of circles i'm a part of, or just like what my taste in music is like atm?<br />
<br />
<b>What is your taste in music atm?</b><br />
<br />
haha, i suppose <a href="http://www.last.fm/user/willnewtown"><b>my last.fm</b></a> would be the best representative of that atm, but the past month i've been mostly listening to obscene amounts of jpop and kpop<br />
<br />
<b>ももいろクローバーZ!相対性理論!サカナクション!</b><br />
<b><br /></b>
yesssss sakanaction are my favs. there's so much good japanese indie stuff coming out atm. ventla and i-fls really are the best doing stuff now rn tho (i'm slightly biased as i'm friends with both of them but still hehe) i keep track of a lot of japanese indie blogs (<b><a href="http://10000trackprofessional.tumblr.com/">10000trackprofessional</a>/<a href="http://makebelievemelodies.com/">mbmelodies</a>/etc</b>) although i do have a bad habit of hearing of a lot of good artists but still sleeping on them haha<br />
<br />
<b>What is Ailanthus Recordings to you?</b><br />
<b>You often released your stuff via AR.</b><br />
<br />
it's, like fortune 500 and spf420, an extension of a great community of musicians and awesome people i've known since like early 2011, early-mid 2011, i suppose.<br />
<br />
<b>What do you plan in future?</b><br />
<br />
in the immediate future there's two things.on the 30th of this month i'll be playing spf420 as Wakesleep, and the day after i'll be dropping a mixtape on the zoom lens label [zoom-lens.org], also as Wakesleep. it'll be called Time Life / Body Fusion 2. after that, i dunno yet. i have a bevy of stuff i've made and want to release somehow, under the Wakesleep and Datavis names, as well as some WIP Wakesleep stuff, and me and leonce are working on rebooting our Hexagon label, which has been a bit dormant the past few months.<br />
<br />
<br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-41656647983912711452013-08-25T00:00:00.002+09:002013-08-25T08:39:50.136+09:00神の木に身を寄せて -Ailanthus Recordingsを通して- Part 4<br />
Ailanthus Recordings特集:第4回の今回は<b>Luxury Elite</b>のインタビューをお届けします。<br />
蒸気のマナーに則る<b>Luxury Elite</b>の音楽の原点、<br />
そして<b>familyshowcase</b>と<b>Fortune 500</b>の驚くべき結びつきとは。<br />
それでは、どうぞお楽しみください。<br />
<div>
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-qkBvgUZvs4A/UhgJ9J32fuI/AAAAAAAAAjY/r9m6SF7ocrw/s1600/luxuryelitein.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="192" src="http://1.bp.blogspot.com/-qkBvgUZvs4A/UhgJ9J32fuI/AAAAAAAAAjY/r9m6SF7ocrw/s320/luxuryelitein.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
<br /></div>
<b>Luxury Eliteについて簡潔に説明していただけますか?</b><br />
<br />
<b>Luxury Elite</b>はノスタルジアや重厚な金のジュエリーや深夜のテレビ番組で満たされた<br />
私のファンタジーの世界ですね。<br />
<br />
<b>Luxury Eliteの音楽は豪華で、しかし何か寂しさのようなものも感じます。</b><br />
<b>このアンビバレントな感覚についてどう考えていますか?</b><br />
<br />
悲しみ、というのが私にとっては先に来ますかね。<br />
私にとっては、このプロジェクトはより孤独感を感じるものです。<br />
ある種、私自身の孤独感を伝えるようとするため、<br />
ある種、私の心の中のイメージを伝えようとするためなのです。<br />
不眠の感覚が私は好きです、<br />
どういうことかといえば、音楽を午前3時ぐらいまでヘッドホンで聴いて、<br />
結局は疲れてしまうのに酷いペイチャンネルを見ることを当てにしているような、<br />
もしくは夜中に車を運転している時に何もすることが無く<br />
退屈だから聴くラジオの音楽のような感覚です。<br />
私の音楽は孤独で、でも快適な類な孤独だというのが私の意見です。<br />
<br />
<b>貴方の音楽を聴いていると、80年代の要素を感じます。</b><br />
<b>ノスタルジアについてはどのように考えていますか?</b><br />
<br />
まだ子供の頃、私はポップ・カルチャーにのめりこんでいました。<br />
私が最初に発した言葉は「<b>Van Halen</b>」だったぐらいで、それとよくMTVを見ていたそうです。<br />
音楽やポップカルチャーに対する執着心は今なお輝いています、<br />
ですが、私は80年代の熱心なファンというより90年代の熱心なファンですね。<br />
最近、90年代のポップカルチャーが以前より人気になっていることに私は興奮を隠しきれません。<br />
私はノスタルジアの中で生きていますし、未来に目を向けようとする時もいつも過去を反映してしまいますし、<br />
素晴らしいけど酷い90年代の音楽やファッションを私はとても楽しんでいるんですよ、<br />
だからそれを追体験することができる今はとても素晴らしいですね。<br />
実を言えば、<b>James Ferraro</b>の『<b>Night Dolls with Hairspray</b>』を2011年の初めに聴いて、<br />
頭が爆発するような衝撃を受けるまで、私は80年代というものを手放しに称賛していませんでした。<br />
ちょうどその時に、私は<b>Matrix Metals</b>の80年代のローファイサウンドをどんどん発見しはじめた頃で、<br />
後にヴェイパーウェイヴとして知られるようになるものの始まりもその頃でした。<br />
<b>Laserdisc Visions</b>による『<b>New Dreams LTD</b>』、<b>18 Carat Affair</b>による『<b>60/40</b>』、<br />
そして、<b>Midnight Television</b>のセルフタイトルアルバムには本当にくぎ付けになりました。<br />
それと<b>Computer Dreams、Lasership Stereo</b>にもどっぷりハマっていましたね。<br />
そういう作品から受け取った80年代のサンプリングやイメージを私は愛するようになったというわけです。<br />
それから数か月後、私は何時間も何時間もかけて選りすぐった<br />
80年代のコマーシャルや魅力的なものをスクリーンキャプチャしたものを投稿する、<br />
『<b>familyshowcase</b>』と呼ばれるブログを始めました。<br />
そしてそれは私や<b>Luxury Elite</b>にとって大きな影響を与えたものでもあります。<br />
私はそういうスクリーンショットのサウンドトラックとして私の音楽があるように感じています。<br />
ブログをすることで私は80年代に生きたかったなあと思うようになりました。<br />
でも、少し遅かったんですよね、私は1988年生まれですから。<br />
とにかく、基本的に私はノスタルジアを愛しています。<br />
数年後80年代や90年代のTシャツやおもちゃの酷い収集家になっているんじゃないかと思いますよ。<br />
今もう既に集めはじめてますしね。<br />
<br />
<b>エスケーピズムについてはどのように考えていますか?</b><br />
<br />
<b>Luxury Elite</b>は私にとって逃げ場です。<br />
このプロジェクトを始めた時、私は少し鬱気味で、とても孤独でした。<br />
ちょうどその時に手根管症候群の症状が出始めたために、<br />
私はインターネットの裂け目に入り混むことになったというわけです。<br />
<b>Luxury Elite</b>は私にとって幸せでないことと向き合う方法です、<br />
そして私がこのプロジェクトを始めるまで気付かなかった側面を露わにしたものでもあります。<br />
私はさっぱりとした方なのですが、<b>Luxury Elite</b>では豪華絢爛な人生で生きること、<br />
沢山の宝飾品や高いビジネススーツ、美しいガウンに身を包むという女性の幻想を詮索していたのです。<br />
何か良くないことが起きた時、誰しも自分なりの逃げ道を持っていると私は思います。<br />
ある人はインターネットを逃げ場に。ある人はテレビ、特に心がマヒするようなリアリティ番組を見るでしょう。<br />
私はそういう番組を見るのには罪悪感を感じますけどね。<br />
ある人はアウトドアを逃げ場に、ある人は音楽を逃げ場にするでしょう。<br />
エスケーピズムというのは自分を見失わないためのメカニズムとうまくやっていくことだと思うのです。<br />
もし<b>Luxury Elite</b>を始めることがなかったら、私が今どこにいるのか知る人がいたでしょうか。<br />
多分、自分を見失っていたでしょうね。<br />
<br />
<b>現在注目しているアーティスト、レーベルを教えてください。</b><br />
<br />
実生活を優先するため、あと自分の音楽の作業があるので、<br />
最近の大抵の音楽への関心の向け方は酷いですよ。<br />
<b>Fortune 500</b>というレーベルを運営しているので、<br />
そのレーベルへはもちろんフォーカスしてますけどね、しないといけないから!笑 <br />
でも実際、レーベルのアーティストは大好きですよ、皆素晴らしいし、親切で、才能溢れた人達ですから。<br />
レーベルに関しては、<b>Ailanthus</b>や<b>Sunup、Memory No. 36、Orange Milk</b>とか<br />
最近まで盛り上がっていたものには関心を向けるようにしていますし、<br />
<b>Not Not Fun/100% Silk</b>のものはよくチェックしていましたよ、<br />
でも全てチェックするのに至るのにはまだまだ時間がかかりそうです。<br />
なので、とりあえずMP3プレイヤーにたくさん新しい曲を入れて、<br />
日課のウォーキングの時に新しい音楽を聴いて追いつくようにしていますよ。仕事ですからね!<br />
<br />
<b>あなたはAilanthus Recordingsから作品をリリースしていますが、</b><br />
<b>あなたにとってARとはどのようなものですか? </b><br />
<br />
最初のころ、<b>Luxury Elite</b>にとってのゴールは<br />
<b>Sunup</b>や<b>Ailanthus</b>への関心を集めるぐらい良いアーティストになることでした。<br />
彼らは私のお気に入りのアーティストが作った素晴らしい作品をリリースしていましたし、<br />
この二つのレーベル両方にとても敬意を払っているんですよ。<br />
それに加えて、フェイスブックの非公開のグループに参加して<br />
彼らのことをこのジャンルの「ゴッドファーザー」だと思ったときから、<br />
私は<b>Ailanthus、Sunup</b>の設立者のことを親戚のように感じていますし、<br />
彼らがリリースする作品に対して凄く情熱的だということもとても好意的に感じています。<br />
私は彼ら両方から同じような積極性を感じているんですよ。<br />
ということで、<b>Ailanthus</b>からリリースするという私の夢は<br />
2012年の12月に<b>Mensa Group International</b>とスプリットをリリースすることになり、<br />
<b>Ailanthus</b>の管理人にスプリットをリリースしてくれとお願いしたことで叶ったわけです。<br />
その時はもの凄く得意げな気持ちになりましたよ。<br />
<b>Ailanthus</b>というレーベルは私にとって、単に1つの道に繋がる入り口というよりは沢山の道へ繋がる入口なのです。<br />
<b>Ailanthus</b>は沢山の聴き手を増やす入り口になってくれましたし、<br />
<b>Living Room Visions</b>というコミュニティを通して会った素晴らしい人々を結びつける共同体の入り口にもなりました。<br />
<b>Ailanthus</b>や<b>Sunup</b>のオーナーのような、<br />
そのコミュニティにいる全ての人たちは両手を開いて私のことを迎えてくれました。<br />
彼らは私のしていたことを認めてくれて、私を人として認めてくれて、<br />
私に友だち付き合いが出来ていると感じさせてくれたのです。<br />
これは素晴らしい、本当に素晴らしいことなんです。<br />
<br />
<b>今後の予定について教えてください。</b><br />
<br />
今に関しては、まったく決めていないです。<br />
最初の頃、私は他の人に自分の中の幻想が潰えたら、<b>Luxury Elite</b>も終わりだと言っていました。<br />
ただ、私がいつも作りたいと望んでいたようなアルバムが出来たと思った時、<br />
その後何をしたらいいか分からなかったんですね。<br />
それで私は1、2週間街を飛び出したわけですけど、<br />
それから帰ってきたとき、もう一度<b>Luxury Elite</b>の作品に集中したいと思ったんです。<br />
何人かのアーティストとコラボレーションしようと思いましたし、<br />
何局かのラジオ局の為にミックスをしたいと思いましたし、<br />
自分の今後のアルバムのためになるようなことをしたいと思ったんです。<br />
友達から何かカセットで作品をリリースしたくないか、<br />
それも25部限定みたいな特別な作品を、と尋ねられたので、<br />
それにもうすぐとりかかるだろうと思います。<br />
あと、2012年の9月11日に<b>Luxury Elite</b>を始めたのですが、少なくともその1周年の記念日には、<br />
ばかげているかもしれませんけど、グレイテスト・ヒッツを出すだろうと思います。<br />
それと、<b>Fortune 500</b>にはフォーカスし続けないといけないですね。<br />
アーティストが送ってくるデモを選別して、<br />
何人かのアーティストには一緒に組みませんかと聞かないといけないですし、<br />
他の人のリリースする作品の完成を待たないといけません。<br />
とにかく、8月の終わりまではリリースする作品がたくさんあるので、<br />
今はそれで手一杯という感じですね。<br />
<br />
<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
<b>English ver.</b><br />
<br />
<br />
<b>Interview with Luxury Elite</b><br />
<br />
<br />
<b>Can you explain Luxury Elite simply?</b><br />
<br />
<b>Luxury Elite</b> is my fantasy world full of nostalgia, chunky gold jewelry, and late night television.<br />
<br />
<b>Luxury Elite's sound is a gorgeous, but therefore I feel it has something sadness. </b><br />
<b>How do you think about this ambivalent feeling?</b><br />
<br />
Sadness, that is a first. For me, I feel more of a loneliness in this project. Partially due to my own loneliness, partially because of the imagery I try to convey. I go for insomnia vibes; music that goes through your head when it's 3:00 a.m. and you're watching terrible paid programming in hopes that you'll get tired eventually, or music that is playing on the radio when you're driving by yourself late at night, bored with nothing to do. My music is lonely, but it's a comforting kind of lonely, in my opinion.<br />
<br />
<b>When I listen your songs, I feel some 80s tastes. How do you think about nostalgia?</b><br />
<br />
Even as a child, I was obsessed with pop culture. My first words were "<b>Van Halen</b>", and I watched lots of MTV. Today, my obsession with music and pop culture still shines through, though I am more of a 90s nuts than an 80s nut. I'm thrilled that all of this 90s pop culture has become more popular nowadays. I live for nostalgia, I always reflect on the past when I should be focusing on the future, and I really enjoyed the fantastic-yet-terrible fashion and music of the 1990s so being able to sort of relive that now is so great.I actually didn't fully appreciate the 80s until I heard <b>James Ferraro's Night Dolls</b> with Hairspray album back in early 2011, and it totally blew my mind. Around that time, I was discovering more of the 80s lo-fi sounds of <b>Matrix Metals</b>, as well as the beginning of what would later be known as vaporwave. <b>Laserdisc Visions' New Dreams LTD.</b>, <b>18 Carat Affair's 60/40</b> and <b>Midnight Television's self-titled</b> release were staples for me. I fell in love with <b>Computer Dreams</b> and <b>Lasership Stereo</b>.I loved the 80s sampling and imagery I got from those releases. A few months later, I started a Tumblr blog called <b>familyshowcase</b>, where I basically sifted through hours and hours of 80s commercial breaks and screencapped whatever appealed to me, and that was another big influence for me and for <b>Luxury Elite</b>.I feel like my music is the soundtrack to some of those screencaps. Doing that Tumblr made me wish I lived in the 80s. I was a little late, though...I was born in 1988. Basically: I will always love nostalgia. I imagine myself in my later years being a ridiculous hoarder of old 80s and 90s t-shirts and toys. I'm already starting now.<br />
<br />
<b>How do you think about escapism?</b><br />
<br />
<b>Luxury Elite</b> is an escape for me. At the time I started this project, I was slightly depressed and very lonely. I had gone on an internet hiatus due to the beginning of symptoms relating to carpal tunnel. <b>Luxury Elite</b> was my way of dealing with my unhappiness, and it revealed a side of me I didn't fully realize I had until I created this project. I am a total tomboy, but <b>Lux</b> delved into these girly fantasies of living this glamourous life, wearing tons of jewelry and expensive business suits and beautiful gowns. I think everybody has their own forms of escaping from the real world when things get bad. Some people use the internet as a form of escape. Some use television, especially mind-numbing reality television. I am a bit guilty of that. Some use the outdoors as an escape, some use music. It's a coping mechanism that prevents you from totally losing it. Had <b>Luxury Elite</b> not happened, who knows where I'd be right now. Probably losing it.<br />
<br />
<b>What artists or labels you pay attention now?</b><br />
<br />
I've been terrible with paying attention to a lot of other music lately, due to priorities in real life or due to working on my own music. I run the <b>Fortune 500</b> label, so I definitely focus on that label, I have to! Haha, but really, I love the artists on my label, they are all amazing, kind, talented people. Label-wise, I also try to pay attention to <b>Ailanthus, Sunup, Memory No. 36, Orange Milk</b>, and up until recently, I was doing great with <b>Not Not Fun/100% Silk</b> but I've become so far behind with checking all of it out.I've been trying to at least put a lot of new music on my mp3 player so when I do my daily walks, I can also listen to new music at the same time as a way to catch up. It's working!<br />
<br />
<b>You've released your stuff via Ailanthus Recordings. What is AR to you?</b><br />
<br />
Initially, my goal with L<b>uxury Elite</b> was to become good enough to gain the attention of <b>Ailanthus</b> and <b>Sunup</b>. They had great releases by some of my favorite artists and I had a ton of respect for both of the labels. Plus, I was a distant admirer of both Scott and Marcus when I was in a secret Facebook group with a bunch of what would be considered to be the "godfathers" of this genre, and I loved that they were so passionate about the music they released. I felt such positivity from both of them. My <b>Ailanthus</b> dream came true when I was working with <b>Mensa Group International</b> on a split release back in November of 2012, and I managed to get Scott to want to release this split. I was absolutely elated! <b>Ailanthus</b>, to me, is a gateway in more ways than one. It was a gateway to gaining more of an audience, and it was a gateway to a community of wonderful people who I met through a community called <b>Living Room Visions</b>. All of these people, like Scott and Marcus, welcomed me with open arms. They accepted what I was doing, accepted me as a person, and made me feel like a friend. It is wonderful, truly wonderful.<br />
<br />
<b>What do you plan in future?</b><br />
<br />
Right now, I don't know. Initially, I told people that I was done with <b>Luxury Elite</b> after I had completed Fantasy. I felt like that was the album I've always wanted to make and I didn't know what to do after that. I am going out of town for a bit in a week or two but I think when I come back, I am going to focus on getting <b>Lux</b> stuff done again. I'm going to do some collaborations with a few artists, work on a few mixes for a few radio stations, and also possibly work on another album.I was asked by a friend if I wanted to release something else on cassette, a super exclusive 25 cassette only kind of release, and I'll see if I can work on that soon. Definitely at least expect a silly greatest hits release on the one year anniversary of <b>Lux's</b> inception, which was on 9/11/12. I'll also continue to focus on <b>Fortune 500</b>. I've been sifting through demos sent to me by artists and I'm asking a few of them to work with me, and I'm waiting on a few releases from others. I'm currently booked up until late August, with more releases coming.<br />
<br />
<br />
<br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-47458199293542952282013-08-18T10:22:00.003+09:002013-08-18T10:24:02.727+09:00Washed Out - Paracosm<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-0NAm4PpfoOk/UhAgsN4nB9I/AAAAAAAAAjI/Fc2cLF4Wm7w/s1600/washedoutparacosm.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-0NAm4PpfoOk/UhAgsN4nB9I/AAAAAAAAAjI/Fc2cLF4Wm7w/s1600/washedoutparacosm.jpg" /></a></div>
<br />
9.3/10点中<br />
<br />
ウォッシュト・アウトことアーネスト・グリーンの逃避主義は<br />
これまでも様々な議論を巻き起こしてきた。<br />
そして、満を持して発表した今作もまた逃避主義に則った作品であり、<br />
再び議論を呼ぶに違いない。<br />
<br />
が、「過去の経験の理想化されたヴァージョンを思い描いたり、理想的な場所を想像すること」<br />
と自身の逃避主義を形容するアーネスト・グリーンのそれは極めてポジティヴだ。<br />
<br />
そして、その逃避主義同様、サウンドもまたポジティヴだ。<br />
#1「エントランス」~#2「イット・オール・フィールズ・ライト」のシームレスな繋がりと<br />
そのあまりに眩いサウンドスケープは文字通り、白日夢を意味する「パラコズム」の世界だ。<br />
「ドント・ギヴ・アップ」、「ウェイトレス」と作品が進んで行っても、その明度が落ちることは無い。<br />
生楽器を多用しているにも関わらず、広漠たる浮遊感に満ちたサウンドは保持されており、<br />
前作同様、エスケーピズムに満ちた彼の歌詞の逃避を助長する。<br />
<br />
「別にミジメな存在から逃げ出したいってわけじゃない」とアーネスト・グリーンは言う。<br />
では、この彼の逃避主義とは一体何なのか。<br />
<br />
それは現実に対する想像力だ。<br />
理想的な場所の想像、そういったものへの憧憬はグリーンの言うように実に芸術的な行為である。<br />
そして、その点でこの作品が「白日夢」をテーマにしているということがより機能してくる。<br />
<br />
野田努氏も言うように、この作品を聴き終えたら、聴き手である我々は目を覚まさなければいけないだろう。<br />
しかし、美しい白日夢の世界が展開されているときぐらい、そこに身を浸すのは悪くない。<br />
<div>
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/qJILRWBKnQ4" width="560"></iframe><br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/9rbRwV0T0AQ" width="560"></iframe></div>
La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-89715682954799569572013-08-11T03:13:00.000+09:002013-08-11T03:14:15.519+09:00 No Age - An Object<br />
<div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-BCUsby4hFC0/UgQGb7DX1eI/AAAAAAAAAig/WzOyTZMj6f8/s1600/noageobject.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-BCUsby4hFC0/UgQGb7DX1eI/AAAAAAAAAig/WzOyTZMj6f8/s1600/noageobject.jpg" /></a></div>
<br />
9.5/10点中</div>
<div>
<br /></div>
「物体」と名付けられた、この作品は混じり気のない、文字通り「物体」そのものだ。<br />
<br />
ノー・エイジというバンドにとって、この混じり気の無さというものは最も重要な要素だ。<br />
「Do It Yourself(自分自身でやる)」を旗印に<br />
『ノウンズ』、そして『エヴリシング・イン・ビトウィーン』と作品を発表してきたノー・エイジにとって、<br />
変化とはその時の「彼らのありのまま」を表現したにすぎない。<br />
<br />
新作「オブジェクト」は前作の延長線上にあるとも言える作品だが、<br />
サウンドはよりラフに、曲調はよりシリアスになった印象を受ける。<br />
前作における「コモン・ヒート」のような曲は殆ど姿を消しており、<br />
「サークリング・ウィズ・ディジー」に見られるギターの硬質感はこの作品を象徴している。<br />
それこそ、「ノウンズ」からは想像もできないような変化だろう。<br />
かつてのようなドリーミーな色彩を見せる「アイ・ウォント・トゥー・ビー・ユア・ジェネレーター」ですら、<br />
その歌詞がこちらを夢心地にさせることを拒絶する。<br />
<br />
しかし、これが今の「彼らのありのまま」だ。<br />
どこか痛みを伴い、ある種、傲慢にすら捉えられるやり方かもしれない。<br />
しかし、これは混じり気の無い、真実だ。<br />
<br />
アルバムのアートワークにこのような文言がある。<br />
<blockquote class="tr_bq">
<i>A record needs home, a sound needs a place to go.<br />(作品は家を求めている、音は行き着く場所を求めている)</i></blockquote>
「Do It Yourself」というのは極めて孤独だ。<br />
そして、ノー・エイジもまた孤独だ。だからこそ、彼らは「対象」と真摯に対峙しようとする。<br />
行き着く場所を求めているのは作品も音もそうだが、何より彼ら自身なのではないか。<br />
<br />
絶対の孤独から生まれた「物体」。それとあなたがどう向き合っていくか。<br />
そこからスタートする作品があっていい。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/UcGacOmfBvQ" width="560"></iframe>La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-83800524409019632362013-08-09T22:38:00.000+09:002013-08-09T22:39:11.786+09:00神の木に身を寄せて -AILANTHUS RECORDINGSを通して- Part 3<br />
3回目の今回はARでスプリットアルバムをリリースした<b>DUDES</b>、<br />
そして<b>H | p s </b>のインタビューをお送りします。<br />
所謂、<b>AR</b>においてヴェイパーウェイヴと括られるアーティストのリリースが多い中、<br />
この<b>DUDES</b>や<b>H | p s</b>の音楽は少し異質に映るかもしれません。<br />
しかし、第一回でのARに対して行ったインタビューからもうかがえるように、<br />
彼らの音楽、そしてその発言からはリリースされるべき確固たる信念を感じることができました。<br />
<br />
それでは、どうぞお楽しみください。<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-sgrZLY7RkBA/UgS6vXrPuzI/AAAAAAAAAiw/8cPaYwTg1DU/s1600/hips.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://4.bp.blogspot.com/-sgrZLY7RkBA/UgS6vXrPuzI/AAAAAAAAAiw/8cPaYwTg1DU/s400/hips.jpg" width="400" /></a></div>
<br />
<br />
<b>まず、H | p sについて簡潔に説明していただけますか。</b><br />
<br />
可能な限りシンプルに物事を保とうとするポップな感覚に対する、<br />
H | p sはフィードバックノイズや極端なディストーションみたいなノイズの要素を使った、<br />
ポップ音楽の探究だ。<br />
<br />
<b>曲を作るときのインスピレーションは何ですか?</b><br />
<br />
インスピレーションは全て経験したことから来ている。<br />
音楽的には50年代のポップや80年代のポップパンクから、<br />
文学的には僕はいつも女性やネガティヴな感情についてよく持ち出しているね。<br />
<br />
<b>あなたが仰ったように、あなたの曲を聴いているとノイズの要素を感じます。</b><br />
<b>「ノイズ」についてはどのように考えていますか?</b><br />
<br />
ノイズは無意識の表出だ。音楽はとても意識的なものだ。<br />
メロディやハーモニーを作るのに制限された領域の中から<br />
ある周波数を使わないといけないからね。<br />
ノイズはそれとは正反対のものだ、でもそれは同時に音楽の領域に留まるものでもある。<br />
基本的に僕がしたいことは意識的なソングライティング(これはエゴを象徴する)と<br />
意識的なノイズの要素の流れ(これは魂を象徴する)が等しく存在するものを<br />
聴き手に提供することだ。<br />
<br />
<b>それはあなたの曲の魅力に結びついていると私も思います。</b><br />
<b>ところで、Ailanthus Recordingsの主催にインタビューしたとき、</b><br />
<b>彼はあなたのことについて話していました。</b><br />
<b>Ailanthus Recordingsとはあなたにとってどのようなものでしょう。</b><br />
<br />
彼らはカッコいい人たちさ。正直に言うと、彼らとはあまり話したことはないんだけどね。<br />
<b>DUDES</b>のライアンが<b>AR</b>でスプリットアルバムを出す手筈を整えてくれたんだ。<br />
<br />
<b>今、注目しているアーティストやレーベルはありますか?</b><br />
<br />
ラップのシーンには最近グッときているね。<br />
<b>Chief Keef</b>と<b>Glory Boyz Entertainment</b>のクルーの曲とか<br />
僕と同じアトランタ出身の<b>Migos</b>、<b>Yung Lean</b>、<br />
あと僕の友達が出した沢山の音楽を良く聴いていたよ。<br />
<br />
<b>最後の質問です。今後の予定を教えてください。</b><br />
<br />
<b>H | p s</b>に関してはもう一つEPを出す予定にしている、<br />
もしかしたらフルレングスになるかもしれないけどね。<br />
その後は、他のプロジェクトを終わらせるために<b>H | p s</b>は一旦お休みにするよ。<br />
<b>Holy Lover</b>っていう友だちとしているR&Bのプロジェクトがあるんだ。<br />
僕がボーカルとプロダクションをして、友だちにはギターとバックボーカルをしてもらう。<br />
ソングライティングは両方でする。<br />
あと、今「<b>Genocide</b>」って名前のミックステープを仕上げたところなんだけど、<br />
<b>Slug Christ</b>って名前でラップとビートのプロデュースもしている。<br />
僕と友達のプロダクションとヴァースが特徴のプロジェクトだ。<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-fnJZv5h34lw/UgS62prLAzI/AAAAAAAAAi4/IAyYZhaZrgg/s1600/dudes.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://2.bp.blogspot.com/-fnJZv5h34lw/UgS62prLAzI/AAAAAAAAAi4/IAyYZhaZrgg/s400/dudes.jpg" width="400" /></a></div>
<br />
<br />
<b>DUDESについて簡単に説明していただけますか?</b><br />
<br />
<b>DUDES</b>はバンドってもののイメージから出来た宅録プロジェクトだ。<br />
基本的にパソコンで曲を作って、<br />
それを自分だけで、もしくは友だちに協力してもらって、ライブで披露している。<br />
<br />
<b>DUDESの曲を聴いていると、何かノスタルジアのようなものを感じます。</b><br />
<b>ノスタルジアについてはどのように考えていますか?</b><br />
<br />
ノスタルジアについて特に考えたことはないけど、ノスタルジアを感じていることは確かだよ。<br />
僕はとてもノスタルジックな人のうちの一人だっていう自覚がある。<br />
音楽とノスタルジアはとても近い関係にある、<br />
でも、それはある種内面的だし、曖昧なもので、<br />
だから正直なんて言えばいいのか分からない。<br />
ファンの方が<b>DUDES</b>はとてもノスタルジックだって書いているのを見たことがあるから、<br />
人は<b>DUDES</b>をノスタルジックと関連付けてるとは思うけどね。<br />
<br />
<b>あなたはAilanthus Recordingsで作品を発表しましたね。</b><br />
<b>あなたにとってARとはどういったものでしょうか?</b><br />
<br />
ARの主宰とは<b>Nature's Kid</b>としてレコーディングをしたアルバムを<br />
Last.fmで個別にメッセージを送ってプロモーションをしているときに出会ったんだ。<br />
彼はとてもドープなブログを運営していて、<br />
一番最初に僕の音楽を記事にしたためてくれた人なんだ。<br />
僕は彼のブログやミックステープのファンで、<br />
<b>DUDES</b>として作品を発表した時も彼はDUDESを気に入ってくれていたから、<br />
僕らはある種オンラインでの相棒になったんだ。<br />
彼からは沢山良い音楽を知ることが出来たから、<br />
スプリットアルバム「<b>EDEA</b>」を彼の元から出すことが出来たのはとても素晴らしいことだったね。<br />
<br />
<b>今注目しているアーティストやレーベルはありますか。</b><br />
<br />
「音楽シーン」というのについていくのはとても大変だと気付き始めてるよ、<br />
だって音楽は以前より身近になっているし<br />
(それは以前よりたくさん作られて、たくさんさらされているってことだ)、<br />
ジャンルの境目はぼやけているからね。<br />
だから、僕は友だちから口づてに伝わったものか、<br />
僕の好きなブログからチェックする価値のあるものしか聴いてないよ。<br />
まず人のことを信じる必要があるし、自分自身の為に探す時は素直にならないとね。<br />
<br />
<b>今後の予定を教えてください。</b><br />
<br />
実は新しいEPが完成したばかりで、<br />
その仕上がりは100%正しいと確信しているところだよ。<br />
近しい友人以外にはこのことを言っていないんだけど、<br />
僕は次のリリースのために<b>DUDES</b>から何か新しい名前に変えようと本当に考えているんだ。<br />
これは「前もってのアナウンス」のようなものだね。<br />
もう殆どどういう名前になるのか決まっているけど、<br />
考えが変わった時の為に言わないでおこうと思う。<br />
これからも注目してくれ。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>English ver</b><br />
<br />
<br />
<br />
<b>Interview with H | p s</b><br />
<br />
<br />
<b>First, Can you explain H | p s simply? </b><br />
<br />
Hips is an exploration of pop music using noise elements, like feedback and extreme distortion, as contrast with pop vibes while trying to keeping as simple as possible.
while trying to keep things as simple as possible<br />
<br />
<b>What's your inspiration to make songs?</b><br />
<br />
Slug Chz
inspiration comes from everything i experience. musically i take influence from 50's pop and 80's pop punk. lyrically I often bring up women and negative emotions.<br />
<br />
<b>As you said, I feel the noise while hearing your songs. How do you think about 'Noise'. </b><br />
<br />
noise is the outward expression of the unconscious. music is a very conscious thing, you use certain frequencies out of a limited ranged to create melody and harmony. noise is the antithesis to music, yet at the same time its a section of music. Basically what i want to do is present the listener with equal parts conscious song writing (representative of the ego) and stream-of-conscious noise elements (representative of the soul).<br />
<br />
<b>I think It definitely connects your songs' attraction. </b><br />
<b>Btw, when I interviewed Ailanthus Recordings' organizer, he said about you. </b><br />
<b>What is Ailanthus Recordings to you?</b><br />
<br />
They're cool dudes. I honestly haven't talked to them that much. Ryan, the guy behind Dudes, is the one the set up Ailanthius putting out the split digitally.<br />
<br />
<b>What music scene(or artists, labels) you pay attention now?</b><br />
<br />
<b>the rap scene is definitely where my heart is at right now. Been listening to alot of Sosa and the rest of the GBE clique, Migos out of my city ATL, yung lean, and a lot of the music my friends are currently putting out.</b><br />
<br />
<b>Last question. What do you plan in future?</b><br />
<br />
as for hips probably one more EP, maybe full length, then im taking a break from the project to pursue other projects. I have R&B project called holy lover that i do with a friend of mine. I do lead vocals and production while my bro does guitar and backing vocals. we both have a hand in songwriting. Also I rap and produce beats under the name Slug Christ which im currently in the process of finishing up a mixtape called 'Genocide'. it features production and verses from me and my friends.<br />
<br />
<br />
<br />
<b>Interview with DUDES</b><br />
<br />
<br />
<b>Can you explain DUDES simply?</b><br />
<br />
DUDES is a recording project created in the image of a band. I basically make songs on my computer and perform them live by myself, or with the help of a few friends.<br />
<br />
<b>When I listen DUDES' songs, I feel some kind of nostalgia. How do you think about nostalgia?</b><br />
<br />
I don't really think about nostalgia but I definitely feel it. I'm one of the more nostalgic people I know. Music and nostalgia can be closely related, but it's also kind of personal and abstract so I don't really know what to say about it. I've seen a fan write that they find DUDES very nostalgic so I guess people relate to it though.<br />
<br />
<b>You've released your stuff via Ailanthus Recordings. What is AR to you?</b><br />
<br />
I met organizer on last.fm when I was promoting an album I recorded as Nature's Kid by sending out personalized messages to people. He ran a really dope blog, and was the first person to ever "blog" about my music. I was a really big fan of his blog and mixes, and he liked the DUDES stuff when it came out, so we just kinda became online buddies. It was cool to have him release the EDEA split because I've found out about so much good music from him.<br />
<br />
<b>What music scene(or artists, labels) you pay attention now?</b><br />
<br />
I find it really hard to keep up with "music scenes" because music is more democratized than ever right now (meaning there's more being made and we're being exposed to more), and genres are blurring. I try and keep up on stuff that's worth checking out through word of mouth from friends and bloggers that I like. You kind of just have to trust people, and have an open mind when you explore for yourself.<br />
<br />
<b>What do you plan in future?</b><br />
<br />
I actually have a new EP done right now that I'm sort of sitting on to make sure its 100% right. I haven't told many people this besides a few close friends, but I'm highly considering changing the artist name from DUDES to something new for this next release. I guess this can be the "pre-announcement". I'm pretty sure I know what the name is but don't wanna say it yet in case I change my mind. Keep your eyes open and your ear to the ground.La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-26368016740148407072013-08-03T18:46:00.000+09:002013-08-03T18:46:13.030+09:00神の木に身を寄せて -Ailanthus Recordingsを通して- Part 2<br />
<a href="http://otwotm.blogspot.jp/2013/07/ailanthus-recordings.html"><b>Part 1はこちらから</b></a><br />
<br />
第2回の今回は、新作<b>『HyperMedia ~P☯P~ 』</b>で大きな飛躍を遂げた、<br />
<b>회사AUTO</b>のインタビューをお届けします。<br />
彼が最初期に始めていたユニット<b>Zaturn Valley</b>で感じた壁、<br />
そして、<b>회사AUTO</b>を始めるきっかけとなった実生活での出来事、<br />
彼を見出した<b>Ailanthus Recordings</b>、<b>Fortune 500</b>のメンバーとの深い繋がり、<br />
そして、彼が新作に込めた思いを聞くことが出来ました。<br />
それでは、どうぞお楽しみください。<br />
<b><a href="http://otwotm.blogspot.com/2013/08/ailanthus-recordings-part-2.html#English">(English ver click here)</a></b>
<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-g3DpR9D1PDs/UfqGaZZaJfI/AAAAAAAAAiM/NqOwrQKh3Kc/s1600/auto.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://3.bp.blogspot.com/-g3DpR9D1PDs/UfqGaZZaJfI/AAAAAAAAAiM/NqOwrQKh3Kc/s400/auto.jpg" width="400" /></a></div>
<b><br /></b>
<b><br /></b>
<b>회사AUTOとは一体何者なのですか? </b><br />
<br />
<i>『我々は仮面をつけてる、メタファーだがね、人は社会に適応するため本来の自分を抑えてる』</i><br />
<i>――スタンリー・イプキス(マスク)
</i><br />
<br />
マスクは思春期に見た映画の中でもお気に入りの一作だ。<br />
それはジム・キャリーのまぬけさに対してかもしれないし、<br />
カートゥーン映画への愛情なのかもしれないし、<br />
それは誰かになりたい、貴方の望む人になりたい、という可能性に対してだったのかもしれない。<br />
そして、不条理な社会の中で成長する上でもね。<br />
<b>Zaturn Valley</b>がリアルな自分自身の投影だったとするなら、<br />
<b>회사AUTO</b>は僕の透き通った潜在意識が現れたものだろう。
<br />
音楽は僕の癒しだ。そして、僕は不特定多数の人々の為に音楽を作っているわけでも、<br />
僕のエゴを肥大化させるためでも、ジャンルを超えようとしているわけでもなく、<br />
日々の生活で溜まった僕自身の毒を解毒するために音楽を作っているんだ。<br />
<b>회사AUTO</b>は僕の人生の中で一番ストレスの溜まっていた時期に作られた<br />
――学校を卒業し、生徒を教えていた時だね。<br />
僕は何か月もの間勉強か生徒を指導するかして毎日家に帰ってきては、<br />
コップ一杯のコーヒーを作るためのたった1時間しか時間がなかったんだ。<br />
<b>회사AUTO</b>は抑圧されていない僕の内的な日記であるし、<br />
日々の圧迫感の中から生まれた僕の望んだ自由でもあるし、生真面目さからの解放でもある。<br />
僕は僕自身の認識や考えを歴史や政治的なしきたり、<br />
社会的な批評、内的な葛藤から取り出して、こうして出てきた夢を音楽に適用している。<br />
<b>회사AUTO</b>が何者かって?それはマスクなんだよ。マスクになれるんだ。<br />
そして、それはあなたのマスクなんだ。僕はU(あなた)だ。<b>(*1)</b><br />
(Uって文字は二つの人が折り重なってくっついるように見えるし、<br />
お互いに包み隠すことがないように見えるよね)<br />
僕たちはあなたたちなんだよ。<br />
<br />
<b>以前、회사AUTOはヴェイパーウェイヴにジャンル付けされていましたよね。</b><br />
<b>しかし、新作「HyperMedia ~P☯P~」では何か新しいことに挑戦しているように感じました。</b><br />
<b>何故、これだけの変化をし、型を破ることが出来たのでしょう。</b><br />
<b>また、</b><b>Saint Pepsi</b><b>がこのアルバムのマスタリングをしていますが、</b><br />
<b>それはどういう繋がりで実現したのでしょうか?</b><br />
<br />
僕は音楽を作る上で特定のジャンルの境界に結び付けられるのが嫌いなんだ<br />
――ジャンルは作り手ではなく、聴き手の為に提供されているもののように感じるからね。<br />
僕は音楽の「消費者」からクリエイターへ変わっていくにつれて、<br />
音楽家として僕自身が変化していることに気付いたんだ――<br />
音楽は違うように聴こえるし、僕は僕自身がそのイメージよりも<br />
音楽の独創性や中身や自由さに魅せられていることに気が付いたんだ。<br />
僕の最初のアルバムである<b>『Zaturn Valley』</b>でさえ、<br />
僕は沢山の趣味趣向を一つに組み合わせようと試みてるんだ。<br />
アンビエント、ジャズ、ファンク、ドローン、ソウル、クワイエット・ストーム、エレクトロニック、<br />
レゲエ、ニュージャックスウィング、プログレッシブ・ロック、とかね。<br />
こういう音楽の動きは全て僕の作品に影響を与えているし、僕を駆り立てるんだ。<br />
僕の作品に一つの特定のジャンルを持ち出すなんて、僕は出来ないよ。<br />
今思えば、僕はあいまいさとサウンドコラージュの自由さと共に成長してきたように感じるね。<br />
<br />
曲を作るとき、僕は特定のジャンルを示そうとしたり、特定の聴き手に訴えるようなことはしない。<br />
それは舞台裏で何が起きてるかってことでもあるんだよ<br />
――僕はリズム、変化するループ、トーン、僕が演奏する全ての楽器の音色と戯れている。<br />
そして、僕は楽器を引きずりだし、最初のサンプルと僕独自の音を組み合わせ、<br />
そこから時々そのサンプルを完璧に省いたりする。<br />
曲を作り終えるのは唯一一旦引いて見てこう言う時だけだね、<br />
「うーん、こういう感じの音は何に似ている……?<b>(*2)</b>ん、とにかくとても面白い。うん。ヤバいね。」<br />
<br />
<b>『HyperMedia ~P☯P~ 』</b>は僕の聞いたことがきっかけだったんだ。<br />
僕のアルバム<b>『ÄmírecÄ』</b>を友達に聞かせたことがあるんだけど、彼はこう言ったんだ、<br />
「わあ、これは没頭しちゃうね。<br />
これは……痙攣してるみたいなビートの急ぎ足なインターネット音楽ってところかな。<br />
つまり、<b>ハイパーメディア……ポップ</b>みたいな?」<br />
この感覚はとても面白い上に楽しいと僕は思ったし、<br />
僕の音楽を聴いて、彼が混乱しているこの気持ちに対して僕のアルバムを捧げようと決めたんだ。<br />
<br />
僕はあいまいさを生きがいにしている。これはどういうことか分かるかい?<br />
本当に何もないんだ、本当に、でも全て良いんだ、全てね。<br />
この標語は予期しないことを経験することに対して僕をオープンにしてくれた。<br />
境界を持ち込まず、特定のジャンルに結びつけることもなく、僕自身の曲を作り始めた。<br />
<br />
僕は過去や現在や未来の世代について、<br />
そして、グローバル社会や文化的、経済的な覇権の本質や、<br />
現実を持ち込まずに、どうやって夢を見たり妄想したりできるかについて<br />
僕の気持ちを伝える必要があると感じたよ。<br />
チャンスが無いのは僕だけじゃなく、<br />
成功するための資金が無い僕の友達もそうだというのは分かっていたしね。<br />
僕はこうしたチャンスの無さにどのように僕たちが折り合いをつけているか、<br />
ネット社会のコミュニティがそれにもかかわらず<br />
陰の存在であることに耐え抜いていることも知っていた。<br />
僕はこうした思いを詩にして僕のアルバムのカバーに込めたんだ。<br />
<br />
僕は一緒に参加し、お互いに高め合い、僕が一人でできることの限界を押し上げたいと思って、<br />
いろんなアーティストに連絡を取ったよ。<br />
「僕のスケッチを保とうが、完璧に違う作品にしようがそれはあなたに任せるよ」と言って、<br />
各アーティストに1,2分のスケッチを送ったんだ。<br />
共同作業をする上で自由を与えるのが僕のやり方だからね。<br />
今作でフィーチャーした10人のアーティストのトラックはこの実験の素晴らしい結果だと言えるよ。<br />
<b>Nmesh, Metallic Ghosts, Public Spreads the News, William Donaldson,</b><br />
<b>LINCKOLN, Topaz Gang, Luxury Elite, </b><b>ショッピングワールドjp, NYKDLN,</b><br />
そして、<b>COINSTARR</b>には本当に感謝している。<br />
彼らはそれぞれ違う音を持っていて、素晴らしい表現力を持っていて、<br />
何より、僕は彼らのことを本当に尊敬している。<br />
<br />
僕は今回のコラボレーションの半分が光や「ポップ」な部分を持ち出してきていて、<br />
もう半分は闇や虚空を探究していることに気付いたんだ。<br />
僕は全ての曲を同じように好いてたし、<br />
同時に実験的な音楽もポップな音楽も似ているような感覚で聴いていて、<br />
こうした白い部分と黒い部分を組み合わせる方法を求めていたんだ――でもどうやって?<br />
それで<b>POP</b>が<b>P☯P</b>になっているように<b>陰</b>と<b>陽</b>のコンセプトが生まれたんだよ、<br />
つまり、半分半分にアルバムを分けて作ることによって、<br />
僕の葛藤の二重性を表現できる、このやり方を突き詰めた結果なんだよ。<br />
アルバムの全ての作業が終わった後、<br />
僕は今回の作品以前の10枚のアルバムでマスターをしたことがないことに気付いて、<br />
この窮地をどうしようかと仲間と相談したんだ。<br />
そこで仲間のうちの一人で<br />
僕が<b>Fortune500</b>レーベル(ここの人は皆親切な人たちだ)の繋がりで会ったことのある、<br />
<b>Saint Pepsi</b>が親切にも僕の作品をマスターしてくれることになったんだ。<br />
<br />
<b>ノスタルジアについてはどう考えていますか?</b><br />
<br />
昔はとても強いノスタルジアを持っていたよ、まあ、あの頃は良かったよね……。<br />
<br />
<b>今注目しているアーティストやレーベルはありますか。</b><br />
<br />
高校生や大学生の時は、ミュージシャン稼業をしている今よりも<br />
もっとずっと「音楽界」や「ジャンル」ってものを気にかけてたね。<br />
正直に言って、今は特に業界やレーベルについては注目していない、<br />
でも、あちこちにあるネット上のマーケットプレイスは見ているね。<br />
誰が何をしてて、それは「新しい」音楽なんだみたいなことは簡単に飽きちゃうんだ――<br />
そういう飽きた時に、僕は嫌いな音楽を見つけて、聴くようにチャレンジしているよ。<br />
僕は「慣れ」ってものを信じてる――<br />
僕は昔マッシュルームが嫌いだったんだけど、<br />
食べ始めたら、マッシュルームの凄い「旨味」に気付き始めたんだ。<br />
僕は音楽もそれと同じことだと思う、「慣れ」は広がりや成長をもたらしてくれるんだ。<br />
<br />
<b>あなたはAilanthus Recordings(以下AR)から作品を発表していましたが、</b><br />
<b>ARとはあなたにとってどのようなものでしょう。</b><br />
<br />
<b>AR</b>は<b>회사AUTO</b>に刺激を与えてくれたレーベルだよ。<br />
僕が出来る限り狂った音を作ろうと頑張って、<br />
自分のレーベルから<b>「™Ç」</b>と<b>「╰☆╮」</b>っていう最初の2作品を出した後、<br />
<b>AR</b>が僕にコンタクトを取ってきて、次のアルバムを<b>AR</b>で出して欲しいと伝えてきたんだ。<br />
今よりもずっと真剣に作品に取り組んでいたのに誰も僕にコンタクトを取ってこなかった<br />
<b>『Zaturn Valley』</b>の頃は僕は精神的に参っていたけど――<br />
それは多分、僕が「クール」な音楽を真似することを望まなかったというより<br />
寧ろ音楽そのものを模倣しようとした僕のパーソナリティより<br />
僕の激しい実験精神が真実であったということだろうね。<br />
僕は狂っていたし、どのように自分の音楽を見せるかとか<br />
ある人が僕の音楽を聴いて、好きになることとか気にしてなかったんだろうね。<br />
もし、コンタクトを取ってきたのが<b>AR</b>で無かったら、<br />
僕は<b>회사AUTO</b>名義で音楽を作ることを多分やめていたし、<br />
<b>Luxury Elite</b>との繋がりも無かったし、<b>Illuminated Paths</b>との繋がりや、<br />
<b>New Generation</b>と組んで作品を作ることもなかっただろうし、<br />
<b>『HyperMedia ~P☯P~』</b>を作ることも出来なかっただろうと思う。<br />
僕の創造性を喚起して、もっと激しく行くための自信を僕にくれるのは、<br />
<b>AR</b>やそこに所属する独創性溢れるアーティストたちだよ。<br />
<br />
<b>今後の予定を教えてください。</b><br />
<br />
とにかく今は僕の音楽を聞いてくれている人、支援してくれた人、一緒に作業をしてくれた人、<br />
僕のことをブログに書いてくれた人、友だち全てに本当に感謝している。<br />
この人たちがいなかったら、何も出来なかった。<br />
僕はシアトルで教職の仕事を見つけようと頑張っているところだけど、<br />
同時に音楽の質を向上したいとも思っている。<br />
今、僕は<b>サン・ラ</b>か<b>ブルース・スプリングスティーン</b>を<br />
何か原曲を超えた、僕を駆り立ててくれる曲にできるまで、<br />
毎日曲を作り直し続けているんだ。<br />
これからも僕の音楽を聴いてほしい、そして、僕の音楽を聴いてくれてありがとう!<br />
<br />
<br />
<b>(*1)</b>彼の新作、<b>『HyperMedia ~P☯P~』</b>にも「<b>ι αм υ</b>」という曲がある。<br />
<b>(*2)『HyperMedia ~P☯P~』</b>の紹介文に同様の文章が掲載されている。インタビュー原文も参照。<br />
<br />
<br />
<br />
<b><a href="http://www.blogger.com/blogger.g?blogID=3569851168948783993" name="English">English ver</a></b><br />
<br />
<b>Who is 회사AUTO? </b><br />
<br />
<blockquote class="tr_bq">
<i>“We all wear masks, metaphorically speaking. We suppress the id, our darkest desires, and adopt a more socially acceptable image.” –Stanley Ipkiss, (The Mask) </i></blockquote>
The Mask was one of my favorite movies growing up. Maybe it was Jim Carey’s goofiness, or my love of cartoons…or maybe it was the opportunity to become someone else, to be whoever you wanted to be, and thrive in absurdity. If <b>Zaturn Valley</b> was an earnest attempt to be a realistic self-portrait, <b>회사AUTO</b> is my lucid subconscious made manifest.
Music is my therapy, and I create not to spam people or heighten my ego or further a genre, but to detoxify myself from daily life. <b>회사AUTO</b> was created during one of the most stressful times of my life so far—graduate school and student teaching. I came home from studying or teaching all day, and allowed myself 1 hour to create over a cup of coffee every day for months. It was my internal journal with no inhibitions, the freedom I desired from the pressure of obtaining a career, the liberation from professionalism.
I took my perception and ideas from history, political theories, social critiques, and internal struggles and applied these dreams to sounds. Who is <b>회사AUTO</b>? It is a mask. It becomes. It is your mask. I am U [connected 2, subjectively molding, opening towards] We are Us.<br />
<br />
<b>회사AUTO has been labeled vaporwave in the past, but, I think your latest album "HyperMedia ~P☯P~" is trying something new. Why did you change and break from the mold? I also see that Saint Pepsi mastered the album. How did you connect?</b><br />
<br />
I’ve never liked being tied to specific genre boundaries when I make music—I feel like genres serve the listener more than the maker. I’ve noticed a change in myself as a musician as I’ve moved from “consumer” of music to a creator—music sounds different, and I find myself gravitating less towards image and more towards originality, substance, and unconventionality of sound. Even on my very first “<b>Zaturn Valley</b>” album, I attempted to merge my tastes together into one piece: Ambient, Jazz, Funk, Drone, Soul, Quiet Storm, Electronic, Reggae, New Jack Swing, Progressive Rock, etc. –these music movements all influence and drove my work. I cannot say I carry one specific genre for any of my work; I seem to thrive with ambiguity and the freedom to work with a collage of sound.<br />
<br />
When I make a song, I don’t set out to make a specific genre or appeal to a specific audience. This is what’s going on behind the scenes— I play around with rhythms, mutated loops, tones and the overall timbre of the instruments I’m playing. I pull out my instruments and merge my original sounds with a starter sample, and sometimes omit the sample altogether. It is only at the end of making a song that I can step back and say, “Hmm. This sort of sounds like _____. That’s interesting, oh well. KewLL.”<br />
<br />
<b>HyperMedia ~P☯P~</b> started with me simply listening. I showed one of my friends my album “<b>ÄmírecÄ</b>” and he remarked, “Whoah, this is going to give me a seizure. This is … fast paced Internet music with a spastic beat. Sort of like a … <b>Hypermedia…Pop?</b>” I thought this was funny / amusing and was determined to dedicate my album to his confusion of my music.<br />
<br />
I thrive in ambiguity. What does this mean? Really, nothing, really, but everything also, yes. The slate was open for me to experiment with no expectations. I began creating my own tracks that carried no boundaries or ties to specific genres.
I felt the need communicate my feelings about the past, present, and future generation, how we dream and fantasize but fail to materialize, and the spirit of the global / cultural / economic hegemony. I saw a lack of opportunity for not only me, but also all my friends who don’t have money for success. I saw how we all coped with this lack, and the virtual community that persisted in the shadows in spite of it all. I put all these thoughts into the poem on the cover of my album.<br />
<br />
I reached out to a handful of artists in an attempt to join together, lift each other up, and push beyond what I could do individually. I sent these artists a 1-2 minute sketch that I created and told them “Either keep my sketch going, or rework this into something completely different that fits you.” This was my way of allowing freedom in collaboration. The 10-featured artist tracks on this album were the beautiful result of this experiment. Much thanks to <b>Nmesh, Metallic Ghosts, Public Spreads the News, William Donaldson, LINCKOLN, Topaz Gang, Luxury Elite, ショッピングワールドjp, NYKDLN, </b>and <b>COINSTARR.</b> They all have such different sounds, great expression, and I look up to all of them so much.<br />
<br />
I noticed that half of these collaborations seemed to carry a lightness and “POP”-ness, and the other half seemed to explore the darkness and void. I loved all tracks the same, just as I listen to experimental and pop music alike, and sought to merge the black and white together—but how? <b>The Yin-Yang concept</b> was born, as <b>POP</b> became <b>P☯P</b>; I sought to create two halves of an album that could appeal to the duality of my conflict.<br />
<br />
After the entire album was finished, I realized that I never mastered any of my 10 albums prior to HyperMedia and discussed this dilemma with peers. One of these peers, who I met through the network of the Fortune 500 label (all amazingly friendly people)—was Saint Pepsi, who generously offered to master my work.<br />
<br />
<b>What do you think about nostalgia. </b><br />
<br />
I used to have a great sense of nostalgia… Man, those were the days….<br />
<br />
<b>What artists and labels you pay attention now?</b><br />
<br />
As a high school student / college student, I cared a lot more about “scenes” and “genres” than I do now as a producing musician. I honestly don’t really pay attention to any scene or label in particular, but I browse the Internet marketplace for pieces here and there. It’s really easy to get jaded with who is doing what and “new” music—at blasé moments I explore and challenge myself to listen to things I don’t like. I believe in acclimation – I used to hate mushrooms but just started eating them and have started experiencing these wonderful “UMAMI” flavors. I think the same is true with music – acclimation allows for expansion and growth.<br />
<br />
<b>You've released your stuff via Ailanthus Recordings. What is AR to you?</b><br />
<br />
<b>Ailanthus Recordings</b> was the catalyst for <b>회사AUTO</b>. After trying to make the craziest sounds I could make and labeling my first two albums <b>™Ç</b> and <b>╰☆╮</b>, <b>Ailanthus</b> contacted me and wanted to release my next albums. I was shocked since no one contacted me when I took my work more seriously with “<b>Zaturn Valley</b>” – but it was almost as if my wild experimentation was more true to my personality as I didn’t want to copy “cool” music but rather mock the whole music scene. I was mad, and didn’t care if my music showed it, and certain people were listening and loved it. If it wasn’t for <b>Ailanthus</b>, I probably would have stopped making music under <b>회사AUTO</b>, wouldn’t have networked with <b>Luxury Elite</b>, wouldn’t have networked with <b>Illuminated Paths</b>, teamed up with <b>New Generation</b>, and wouldn’t have created <b>HyperMedia ~P☯P~</b>. It was <b>Ailanthus Recordings</b> and the original artists on this label that encouraged my creation and gave me the confidence to go wild.<br />
<br />
<b>What do you plan to do in the future. </b><br />
<br />
Right now, I’m super appreciative of everyone who has listened to my music, supported me, collaborated with me, blogged about me, and been a friend. Without these people, nothing was possible. I’m trying to get a teaching job in Seattle, and at the same time, really want to improve my music. I’m taking the <b>Sun Ra</b> or <b>Bruce Springsteen</b> route of daily churning out unreleased songs until I can refine a sound or track that propels me into something beyond. Stay tuned & thanks for listening!<br />
<br />
<br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-74837253300905122622013-07-29T09:28:00.000+09:002013-08-01T19:36:43.712+09:00神の木に身を寄せて -Ailanthus Recordingsを通して- Part 1<br />
「Ailanthus」とはニワウルシの学名であり、<br />
英名では「Tree of Heaven」――つまり、「神の木」を意味する。<br />
その「神の木」という名前を冠した、<b>Ailanthus Recordings</b>は<br />
ヴェイパーウェイヴがジャンルとして確立するその前からそれを支持し、<br />
牽引してきたレーベルの一つだ。<br />
<br />
過去には<b>Internet Club、회사AUTO、Luxury Elite</b>といったアーティストの作品をリリースし、<br />
最近でも<b>TOYOTAセリカ、Lindsheaven Virtual Plaza</b>など、<br />
その関心は一貫してヴェイパーウェイヴにあるように見える。<br />
<br />
しかし、今回ARから作品を発表した<b>DUDES、H | p s、Internet Club、Luxury Elite、회사AUTO</b><br />
そして、<b>Ailanthus Recordings</b>にインタビューをした結果、<br />
<b>Ailanthus Recordings</b>は決してヴェイパーウェイヴにのみ着眼しているわけではなく、<br />
もっと広く大きなものを目指し、探究しており、<br />
かつてヴェイパーウェイヴと呼ばれたアーティストもヴェイパーウェイヴから離れ、<br />
新たな領域へ向かっているその萌芽を感じることができた。<br />
<br />
終わりを告げたヴェイパーウェイヴ。その後に一体何が始まるのか。<br />
今後全4回に分けてお送りする、<br />
「神の木」に集う人々のインタビューからそれを感じて取っていただければ幸いである。<br />
<br />
そして、今回突然の申し出に協力していただいた全てのアーティスト、レーベルに<br />
この場をお借りして御礼申し上げます。<br />
皆様の益々のご活躍並びにご発展を心よりお祈りしております。<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-x4Kse6razS8/UfnZjJ4IxZI/AAAAAAAAAhs/MU1D5FVixoo/s1600/ailanthus.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://2.bp.blogspot.com/-x4Kse6razS8/UfnZjJ4IxZI/AAAAAAAAAhs/MU1D5FVixoo/s400/ailanthus.jpg" width="400" /></a></div>
<br />
<br />
<b>Ailanthus Recordings(以下AR)について簡潔に説明していただけますか?</b><br />
<br />
簡潔に?ARは友人同士が刺激し合うハブ的な役割を持っていて、<br />
文化の中心で、何より僕の夢が叶う場所だね。<br />
そして、本当に素晴らしい友人たちの純粋な創作意欲によって実現できている場所だ。<br />
<br />
<b>私はヴェイパーウェイヴを通してARを知ったのですが、</b><br />
<b>実際あなたのレーベルではヴェイパーウェイヴだけでなく、</b><br />
<b>シューゲイザーやチルウェイヴ、ドローンなど様々なアーティストを扱っていますね。</b><br />
<b>これだけ様々なアーティストを扱う際に、何を大切にしていますか。</b><br />
<br />
ARでリリースされるに至ったものは2つの異なる事柄に要約できる。<br />
まず1つには僕個人の趣味趣向に合っている、<br />
2つ目はアーティストが彼ら独自のものを実践できていると分かる時だね。<br />
勿論、この中でもある流行が顕著に見られる場合もある。<br />
でも、本当に新しいことを実践しているものを見つけ出すことは<br />
まがいものを見つけ出すことより簡単だと僕は感じるんだ。<br />
ARに属するメンバー全員、その時その場所にしか存在しえないものが本当に独創的なのだ、<br />
ということを知っていることに関してかなり誇りを持っていると僕は思うよ。<br />
ARは長々としたリストにできるほどの<br />
多様な外部からの影響や友人たち同士の相互の繋がり合いなしでは存在しえない。<br />
音楽を特別なものにしているものについて考えた時、<br />
それは音楽をその時に適した方法で提供するということだと僕は思う。<br />
そして、それがARで多様な音楽を提供できている理由ではないかと思うよ。
<br />
<br />
<b>ARに所属するアーティストの曲を聴くと、</b><b>何かノスタルジアのようなものを感じます。</b><br />
<b>ノスタルジアについてはどのように考えていますか。 </b><br />
<br />
そうだね、知っての通り、ノスタルジアはこの世代の音楽全体に通ずる明確なテーマだと思う。<br />
僕がノスタルジアに興味がわいたのは、遡ると<b>ジェームズ・フェラーロ</b>を見つけた2008年の時だね。<br />
<b>フェラーロ</b>を見つけたことはやがて一つのインターネット・ムーブメントになっていく<br />
このラビット・ホールに僕を引きづり込み、<br />
沢山の人が僕と同じようなことを言うことができるんだと感じたきっかけの一つだね。<br />
ノスタルジアは今特に顕著に見られていると思う。<br />
それは僕たちがこれからも続いていくようで、気にかけようが、<br />
まるで気にかけていないかのようにすぐ古い慣習になってしまう、<br />
これだけ速度の速い、そして変化の激しい時代に生きているからだ。<br />
僕はそれが若い人々が過去の方法や物事に慰みを見出す理由だと思う。<br />
だって、未来はとてもとてもとても怖いわけだから。<br />
ノスタルジアがレーベルの上でどのような役割を果たしているかについては、<br />
それはアーティスト個々や芸術作品や音楽を通じてそれを伝えているかに依存していると思う。<br />
僕個人としては特別ノスタルジアを探し出しているわけではないよ、<br />
でも、ノスタルジアを持っている男の子や女の子の思いをがっちり掴んでいると思うし、<br />
多分それがこの質問をあなたがしてきた理由なんじゃないかい?(笑)
<br />
<br />
<b>今どのようなアーティストやレーベルに関心がありますか?</b><br />
<br />
僕はとても広い趣味趣向をもっているからね(笑)<br />
そうだね、今に限って言うなら、<br />
<b>Living Room Visions</b>のコンピレーションがどうなっているのかはいつも追っている。<br />
そのコンピレーションには沢山のレーベルが参加しているんだ。<br />
ARもそうだし、<b>Sunup Recordings</b>もそう、<br />
他にも<b>Fortune 500, Memory No. 36 Recordings, Illuminated Paths</b>とかそれ以外にも少しかな。<br />
でも、僕がいつもこのレーベルを運営している人たちの頂点にいる、なんてね(笑)<br />
実際、僕はエコージャム/ヴェイパーウェイヴスタイルの貪欲なフォロワーだよ。<br />
僕はその本当に初めの頃から去年それが終わりを告げるまでずっと愛してきた。<br />
これだけ何かが成長するのを見るのは魅力的なことだしね。<br />
確かに、さっき言ったまがいものが顔を出すこともあるけど、大体の作品は本当に僕の心を打つんだ。<br />
今、僕は実生活で少し面倒なことになっているんだけど、だからこそ、僕はポジティヴであろうとしているよ。<br />
<b>SNCK PCK、Chaz and Alex、</b>そして<b>Metallic Ghosts</b>は僕の為にいろいろとしてくれているしね。<br />
多分、個人的アルバム・オブ・ザ・イヤーになるだろうと思う<b>회사AUTO</b>の新しいアルバムと<br />
<b>Fortune 500</b>でリリースした<b>Luxury Elite</b>のアルバムは最近良く聴いているよ。<br />
<br />
今の音楽と同時に、僕は30年代後半から、40年代前半のビッグバンド、<br />
そしてスウィングに親近感を感じている。<br />
AMラジオを聴いて、たくさんのたくさんのテープやレコードを手に入れて、<br />
今僕はこの音楽をとても愛している。本当にリアルな音楽だし、<br />
しかも、自然に聴こえるのに、大抵僕たちが聞くような音楽には全然似ていないんだ。<br />
ビッグバンドやスウィングの時代を経て、どのように音楽が進化したか、<br />
それが今日までどのような影響を与えているか、聴いたら分かると思うよ。<br />
ビッグバンドやスウィングは今まで聴いた中でも一番面白い音楽の一つだ。<br />
だって、凄く分かりやすい音楽だからね。<br />
僕は今までビッグバンドやスウィングを殆ど聴いたことなかったから、<br />
いつも新鮮な感じで聴いているよ。<br />
<br />
<b>今後の予定を教えてください。 </b><br />
<br />
<b></b>まず今、第一取り組んでいるのは僕の仕事と人生設計だね。<br />
僕は家族が欲しいし、家も欲しいし、後ろを森が取り囲むような庭が欲しい、<br />
それに安定していて安心できるような職があればいいなあと思うんだ。<br />
それが僕が今まず取り組んでいることだよ。<br />
レーベルに関しては――これがこの質問の要点だと思うのだけど――<br />
さっき言ったことを念頭に置きながら、頑張って続けよう続けようと思っているよ。<br />
ARを通してたくさんの素晴らしい友達を作れたし、今も新しい人に出会えているしね。<br />
こうして作り上げた友人関係はとても気に入っているんだよ。<br />
だから、僕の友人が作ったものに関する限り、僕は力を貸していこうと思う。<br />
将来的にARがどうなるかについて話すのは難しいけど、<br />
あなた方がずっと心からの信頼を以て、僕らに期待してくれれば、<br />
僕らはまた一緒になって作り始めるだろうね。<br />
素晴らしい友達、素晴らしい音楽、素晴らしいアイデア、ポジティヴでたくさんの励まし。<br />
それこそ僕らがいつも提供しているものだから。<br />
<b></b><br />
<a name='more'></a><b><br /></b>
<br />
<b>English ver</b><br />
<br />
<b>Can you explain Ailanthus Recordings simply? </b><br />
<br />
Simply? Ailanthus Recordings is a hub of friendly inspiration. Ailanthus Recordings is a focal point of culture. Ailanthus Recordings is my dream come true, made possible by the unadulterated creativity of some truly great friends. <br />
<br />
<b>I noticed Ailanthus Recordings via Vaporwave, </b><b>but, in fact, your label released various artists not only Vaporwave, </b><b>but Shoegaze, Chillwave, Drone. </b><b>When you manage various artists, what is you think a great deal of?</b><br />
<br />
What gets released on Ailanthus really boils down to two different things; the first is my personal taste and second is when I can tell that an artist is really doing their own thing. Sure, there are certain trends that are clearly observable within this community, but I feel like it's easy to weed out the ones really trying something new as compared to something inauthentic. I think that all of us at Ailanthus Recordings can take a great deal of pride in knowing that we are a part of something that only exists in this one place at this one time, it's unique! Ailanthus Recordings would not exist without a laundry-list of external influences and friendly interactions. I think about what makes a piece of music special, what it means to be presented a certain way at a certain time, and that's why we are able to offer the abundant variety of music that we do.<br />
<br />
<b>When I listened songs of Ailanthus Recordings's artists, I feel some kind of nostalgia. How do you think about nostalgia.</b><br />
<br />
Well, you know, nostalgia is the clear theme of this entire generation of music in general. I began my interest in nostalgia when I discovered <b>Ferraro</b> back in 2008, it was part of what lead me into this rabbit hole that would eventually become the entire Internet movement and I feel that a lot of people can say the same thing. Nostalgia is especially prominent right now, because we are in a time of such rapid growth and change, we are expected to keep up and drop the old ways like they never mattered, well they did matter, and I think that's why a lot of young people find solace in the ways of the past, because the future is very very very scary. As for nostalgia on the label, I really feel that it just depends on the artist themselves and what they are conveying through their art and music. I don't specifically seek out nostalgia, but I've got my guys and girls that have nostalgia on lock and that's probably why you were able to ask me this question : ) <br />
<br />
<b>What artists and labels you pay attention now?</b><br />
<br />
I've got a pretty wide range of taste haha, but i'd say NOW, I mean, I always follow what's going on within the <b>Living Room Visions</b> collective. A lot of labels operate out of that collective. Ailanthus does, as does <b>Sunup Recordings, Fortune 500, Memory No. 36 Recordings, Illuminated Paths</b> and a handful more but I'm always on top of those guys ^ ^ ^ I'm an avid follower of the entire Eccojam/Vaporwave style, I have loved it since the very beginning and it's just taken a life of it's own over the past year, it's fascinating what watch something grow like this. There's some meh stuff that comes out (see: paragraph 1 'Inauthentic') but the majority of it really just always hits my spot. I'm in a bit of a complicated IRL situation right now, so I've been trying to keep positive, <b>SNCK PCK, Chaz and Alex </b>and<b> Metallic Ghosts</b> are really doing that for me right now. That new <b>회사AUTO</b> album that just came out might just be Album of the Year, there's also a new <b>Luxury Elite</b> on <b>F500</b> that's i've been listening to a lot. Aside from all of those current things, I've developed a deep affinity for late 30's - early 40's Big Band and Swing music, I listen on AM radio, have dozens and dozens of tapes and records, I just love the stuff, it's so real, and so unlike everything that we typically listen to, yet it feels so natural. You can see how music evolved after that era and what influence it had even to today. I think it is some of the most interesting music I've ever heard in my life, and because it's so specific, I've never heard the majority of it in my life, so it's like I'm always listening to something brand new. <br />
<br />
<b>What do you plan in future.</b><br />
<br />
My number one focus is my career and life right now. I want to have a family, a home, a yard with a forest behind it and a career that could finally offer me stability and security. That's my main focus in life right now. As for the label, which I'm sure was the point of this question; based on what I said above, I'm just gonna keep on keeping on, I have so many great friends through this, and have met so many people, I'm meeting new people all of the time. That's my favorite part about all of this is the friendships that develop. So, as long as my friends create, I will curate. It's hard to say what the future holds for Ailanthus, but you can keep counting on the reliable heartfelt approach, we've come to create together. Great friends, great music, great ideas, positivity and collective encouragement. That's what we'll always offer.
La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-49254620319460203512013-07-22T01:39:00.002+09:002013-07-26T19:25:37.505+09:00(((さらうんど))) - New Age<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-Mvh2NVjMnBI/UewOwnKTxdI/AAAAAAAAAhc/4sVE1WaoSDc/s1600/newage.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-Mvh2NVjMnBI/UewOwnKTxdI/AAAAAAAAAhc/4sVE1WaoSDc/s1600/newage.jpg" /></a></div>
<br />
9.6/10点中<br />
<br />
真っ青な空の元を走る飛行機雲は一体どこから流れてきたものなのだろうか。<br />
<br />
この(((さらうんど)))の新譜で奏でられる音楽は全く新しい、今ここでしか奏でられない音楽だ。<br />
Roxy Musicの美学、山下達郎、大瀧詠一から脈々と引き継がれる日本ポップスの歴史、<br />
ニューウェーブ、そして、vo.鴨田潤がプロローグで高らかに宣言した、ソウル、ディスコの影響、<br />
確かにそんなことを言えば切りが無いが、<br />
この『New Age』はそういったポップスの歴史から離れた、<br />
新たなポップスを創造することに成功している。<br />
<br />
<a href="http://www.ele-king.net/review/album/003202/"><b>ele-kingにおいて、竹内正太郎氏</b></a>が指摘するように、<br />
聴き手が気付くのはこのアルバムが孕む、その音の広がりの豊かさだ。<br />
一音一音に無駄がなく、巧みにミックスされ、配置された音は鴨田が目指す、<br />
ポップスの理想像を文字通り具現化している。<br />
#1 Welcome to Brand New Age~#2Signal Signalにおける一連のシークエンスは<br />
このアルバムのディレクション、<br />
ひいてはポップスの理想像を聴き手に理解させるには最高のシグナルだろう。<br />
恐ろしいほど美しい旋律とを奏でる、♯1のシンセサイザー、<br />
#2の水の上を跳ねるように舞うスラップベースはこのアルバムの中でも印象的なシーンだ。<br />
そして、この音色に絡み合う歌詞もうなじを流れていく汗の一粒一粒まで感じ取れるような、<br />
身体性と躍動感を以て、メロディの上を跋扈し、このアルバムの温度をグッと高めていく。<br />
清涼感溢れる#7空中分解するアイラビューでもその熱自体は全く冷めないどころか、<br />
より高まっていることからもこの(((さらうんど)))の主張は首尾一貫している。<br />
<br />
ポップスにかける鴨田の醇乎たる思いが奏でられた、このアルバムはまさに夏そのものなのだ。<br />
そして、その純粋さはこの夏の須臾を永遠に抱きしめ、また次の夏へと繋いでいく。<br />
来年の夏は今年の夏のように熱くなるだろうか、いやきっとまた熱い夏になるに違いない。<br />
この『NEW AGE』に込められた熱量が何よりそれを端的に証明している。<br />
<br />
<b><a href="http://sssurrounddd.com/">さらうんどオフィシャルサイト</a></b><br />
<br />
<b><a href="https://itunes.apple.com/jp/album/new-age/id667991373?ign-mpt=uo%3D4">iTunes</a></b><br />
<br />
<br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-62599909316997951562013-07-17T03:27:00.000+09:002013-07-24T06:28:53.595+09:00Slow Beach - Lover Lover<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-PXNqFBlkGZQ/UeWRUeRGgUI/AAAAAAAAAg8/rOa062y-vWQ/s1600/loverlover.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-PXNqFBlkGZQ/UeWRUeRGgUI/AAAAAAAAAg8/rOa062y-vWQ/s1600/loverlover.jpg" /></a></div>
<br />
9.1/10点中 <br />
<br />
<b><a href="http://anotraks.bandcamp.com/album/lover-lover">こちらから購入またはDLできます</a></b><br />
<br />
ex.エメラルズのマーク・マクガイアが<b><a href="http://www.ele-king.net/interviews/003156/">ele-kingのインタビュー</a></b>で愛について語っていたように、<br />
いつの時代においても愛は人を繋ぐタームになり得ているということだろうか。<br />
<br />
この「Lover Lover」は愛する人が愛する人に対して宛てた便箋のような、<br />
無償の愛に満ちたアルバムだ。 <br />
<br />
Slow Beachという名前からも分かるように、<br />
サウンドは渚の潮の香りまで感じるような、夏の匂いに包まれている。<br />
オープニングを飾る、「Lover Lover」は彼らとこのアルバムの宣誓にはうってつけの曲だろう。<br />
浜辺での緩やかなチルアウトを容易に想像できるミドルナンバー、「Hawaii」から<br />
Washed Outのような電子音と霧がかったボーカルが印象深い「Slow Down」への転調も、<br />
彼らの音楽への愛情の深さが良く表れたシークエンスだ。<br />
そして、このアルバムで最もファンキーなムードが漂う「Motel」を経て、 <br />
ビーチボーイズ/ブライアン・ウィルソンオマージュと言える、<br />
「Run Away」、「Surfin' Today」でアルバムは締めくくられる。<br />
<br />
現代も過去も関係なく、全ての音楽を愛する人に宛てられた、音楽を愛する人からの便箋。<br />
ネットの広大な海の中で投げられた便箋が既に多くの人のもとに届いているのもその愛ゆえだ。<br />
彼らの揺るがない音楽への愛情は周囲の喧騒を他所に<br />
今日もまた華麗に波を乗りこなし、我々を彼らの虜にしていくことだろう。<br />
<br />
<br />
<iframe seamless="" src="http://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=1542639158/size=medium/bgcol=ffffff/linkcol=0687f5/transparent=true/" style="border: 0; height: 120px; width: 100%;"><a href="http://anotraks.bandcamp.com/album/lover-lover">Lover Lover by Slow Beach</a></iframe><br />La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-36858049144762345102013-07-10T01:15:00.001+09:002013-07-24T06:04:34.009+09:00Lapalux - Nostalchic<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-iuRlb8h-MD4/Udw2mSgMo3I/AAAAAAAAAgs/c83YnXziXCM/s1600/lapaluxnostalchic.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-iuRlb8h-MD4/Udw2mSgMo3I/AAAAAAAAAgs/c83YnXziXCM/s1600/lapaluxnostalchic.jpg" /></a></div>
<br />
8.4/10点中<br />
<br />
ノスタルジーは儚く、美しい。しかし、ノスタルジー自体は完璧ではない。<br />
ノスタルジー自体には人間的な匂いが消えているからだ。<br />
ノスタルジーがより説得力を持つにはそこに人間的な所作が必要なのだ。<br />
<br />
では、このLapaluxはどうなのか。<br />
彼もまた、ポスト・インターネット世代の旗手と目され、注目されるアーティストであり、<br />
このアルバムでフィーチャーされているようにカセットを愛する、ノスタルジーの持ち主だ。<br />
しかし、彼はそのノスタルジーを自らの手で改変し、より適したものに変化させていく。<br />
<br />
独特のビートと流転していくポップなメロディの波は<br />
彼の属する、ブレインフィーダーやAphex TwinやSquarepusherが全盛だった、<br />
あの時代のWarpを彷彿とさせるが、<br />
落ち着き払ったメロディとアルバムの均整によりフォーカスが当てられている点が<br />
彼らとの違いを明確にする。<br />
<br />
そして、よりR&Bへその舵を振り切った点もまた彼らとは違う最大のポイントだ。<br />
繊細な質感やビートの一音一音からもその音への強い執着が感じられるのとは裏腹に、<br />
その軸があくまで歌にあり、それによってビート自体を生かすことにも成功していることは、<br />
リスナーとして非常に好感の持てる点だ。<br />
<br />
アルバムとしてやや落ち着きすぎた点が残念な点ではあったが、<br />
Lapaluxは必ずや、これを超える音像を我々に披露してくれることだろう。<br />
ノスタルジーを打破し、それを「Nostalchic」にアップデートした今作は<br />
あくまで序章にしかすぎないのだ。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/jkWWJ9W5300" width="560"></iframe>La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-88667588566585860132013-07-04T18:06:00.000+09:002013-07-24T05:59:37.652+09:00Royal Bangs - Let It Beep<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-Ov3zU_84kXA/UdU6pnnuwGI/AAAAAAAAAgc/cTxXlEmq3uM/s310/letitbeep.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-Ov3zU_84kXA/UdU6pnnuwGI/AAAAAAAAAgc/cTxXlEmq3uM/s310/letitbeep.jpg" /></a></div>
<br />
8.6/10点中<br />
<br />
テネシー州ナッシュヴィルを拠点に活動をする、ロイヤル・バングス。<br />
今から4年前に発表された2ndアルバムがこの「Let It Beep」だ。<br />
<br />
まるで、都市と自然がミックスしたナッシュビルの土地柄をそのままデッサンしたかのような、<br />
どこか垢抜けない、しかし熱のこもったポップなメロディが彼らの持ち味。<br />
#1War Bell、そして、このアルバムで最も印象的なナンバーである#2 Poison Controlを聴けば、<br />
彼らの陽気さ、音楽を素直に楽しんでいる様がすぐさま伝わってくるはずだ。<br />
<br />
この「Let It Beep」の後に、3rdの「Flux Outside」を聴くと、<br />
本質がまったくブレていないことに気が付き、ホッとする。<br />
彼らのような職人気質のアーティストが息長く活動してくれるのはとても素晴らしいことだ。<br />
今年、新しいアルバムを発表するそうだが、きっと良い作品になっていることだろう。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/ck1Tb-YG2OQ" width="420"></iframe><br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/IFZ4KIqQ3Kc" width="560"></iframe><br />
<br />
(新作“Brass”より先行シングル“Better Run”)La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-71844540755992893252013-07-03T03:09:00.001+09:002013-07-24T06:25:52.075+09:00This Program is Brought to You, Bye. - 群馬ハイヌーン Gunma High Noon<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-5mMC7syAZYc/UdMXBWKj3AI/AAAAAAAAAf8/gSWtNqqjIEo/s310/gunma.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-5mMC7syAZYc/UdMXBWKj3AI/AAAAAAAAAf8/gSWtNqqjIEo/s310/gunma.jpg" /></a></div>
<br />
9.0/10点中<br />
<br />
「Vaporwave」は終わった。<br />
タグは無邪気に量産されていく一方、<br />
そこに初期の純粋さが見られるのか、と言われれば答えに窮してしまう。<br />
ヴェクトロイドの蒸気のマナー、<br />
そして、その態度以上に音楽で説得できるだけのクオリティが<br />
Vaporwaveのタグにもはや担保されていない。<br />
<br />
結局、これはVaporwaveの功罪なのだ。<br />
その作りやすさ故に、人々はこれを媒介にしてSPFのような質の高いコミュニティを作り得た。<br />
Saint Pepsiのような素晴らしいアーティストが評価される土壌を築いた。これは素晴らしいことだ。 <br />
しかし、逆にVaporwaveの品位は霧散した。<br />
Mallsoftのようなジャンルが立ち上がってきたように、もはや、そこに批評性は無くなってしまった。<br />
<br />
だが、移ろいやすいインターネットカルチャーの中で、これは仕方のないことだ。<br />
これまでも様々なものが消費され、捨てられていった。<br />
これからも様々なものが失われていくだろう。<br />
問題はその失われたものに我々が本当の価値を見いだせるかだ。<br />
<br />
このThis Program is Brought to You, Bye.の作品を聴いていると、<br />
ヴェクトロイドを初めて聴いたときのような、<br />
あのどうしようもない頭をもたげたくなるような倦怠感が再び蘇る。<br />
<br />
日本のCMをコラージュした作風はFuji Grid TVを彷彿とさせるが、<br />
ポップな側面が悉く切り落とされており、息もできないほどの圧迫感が聴き手を押し潰す。<br />
率直に言ってしまえば、簡単に聴ける作品ではない。<br />
<br />
しかし、簡単に聴ける作品ではないことで、Vaporwaveの本来の意味を取り戻せるなら、<br />
不必要に長回しされたカットのような、無意味さと反復に本質があるなら、<br />
この「群馬ハイヌーン Gunma High Noon」は作品として完全に機能しているし、<br />
この営みからしか、「Vaporwave」のあの初期の輝きを取り戻すことはできないのだ。<br />
<br />
<br />
<iframe seamless="" src="http://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=1588500129/size=medium/bgcol=ffffff/linkcol=0687f5/transparent=true/" style="border: 0; height: 120px; width: 100%;"><a href="http://chilodisc.bandcamp.com/album/gunma-high-noon">群馬ハイヌーン Gunma High Noon by This Program is Brought to You, Bye.</a></iframe> La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-57048101367799214402013-06-18T23:33:00.001+09:002013-07-24T06:06:19.961+09:00The Van Pelt - Sultans of Sentiment<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-TfECwRsLJBw/UcBvmJbA4bI/AAAAAAAAAfs/EqnnAnNnou0/s1600/vanpelt.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-TfECwRsLJBw/UcBvmJbA4bI/AAAAAAAAAfs/EqnnAnNnou0/s1600/vanpelt.jpg" /></a></div>
<br />
9.0/10点中<br />
<br />
ひりひりするような、裸の音だ。<br />
<br />
「The Good, the Bad & the Blind」の繊細なイントロダクションを聴けば、<br />
彼らの音楽性をすっと了解することが出来るだろう。<br />
弦の揺らぎすら感じるような、儚い音色はそれ故に美しい。<br />
そこに重なるクリス・レオの叩きつけるようなボーカルは、<br />
このバンドの純粋さを示すような、バイタリティを感じさせる。<br />
<br />
実際にそこで音が鳴っている感覚、これを出すのは想像以上に難しい。<br />
目の前で鳴っている音に居合わせる驚きや楽しさ、<br />
このアルバムはそんな純粋な音楽の姿を思い出させてくれる。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/QgUSEXofZtg" width="560"></iframe>La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-30443587354900396052013-06-15T14:58:00.002+09:002013-07-24T06:06:39.974+09:00パスピエ - 演出家出演<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-q8grb-96cWU/UbwCPNs7idI/AAAAAAAAAfc/VTqhErFv9lc/s1600/passpeiden.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-q8grb-96cWU/UbwCPNs7idI/AAAAAAAAAfc/VTqhErFv9lc/s1600/passpeiden.jpg" /></a></div>
<br />
8.8/10点中<br />
<br />
「ONOMIMONO」を経て、辿り着いたプログレッシヴ・Jポップ。<br />
<br />
「わたし開花したわ」から一貫して追求してきた、<br />
様々なオマージュが複雑に絡み合うポップスが遂に実現したのではないだろうか。<br />
「S.S」や「フィーバー」の複雑な展開を聴けば、<br />
イエスやヴァニラ・ファッジなど6~70年代のサイケやプログレを想起できるし、<br />
「シネマ」や「はいからさん」のシンセサイザーやギターを聴けば、<br />
YMOやニューオーダー、スミスの姿が頭に浮かぶ。<br />
そして、サビやメロディラインからは古き良きJポップの香りが漂う。<br />
しかし、これら参照元に全的に依存することなく、<br />
「パスピエ」というバンド自体の良さに結びつけられているのは、<br />
本当に賞賛に値することだと私は思う。<br />
<br />
これだけ複雑な処理が多いにも関わらず、<br />
それを衒学的に感じさせない彼らの音作りもまた見事だ。 <br />
彼らの純粋なポップネスと音楽に対するひたむきな姿勢は<br />
今という、この瞬間をユーモアを交え、軽やかに駆け抜けてみせる。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/3svykRR83w4" width="560"></iframe>La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-80896001041058452872013-06-10T05:04:00.001+09:002013-07-24T06:07:32.095+09:00Doves - Some Cities<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-aasEuMB_1Ts/UbTfwByEQBI/AAAAAAAAAfI/G49J15Pq20A/s1600/somecities.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-aasEuMB_1Ts/UbTfwByEQBI/AAAAAAAAAfI/G49J15Pq20A/s1600/somecities.jpg" /></a></div>
<br />
8.2/10点中<br />
<br />
前身バンドを含めれば何と80年代後半から活動している<br />
ベテランバンド、ダヴズが発表した3作目。<br />
<br />
“There Goes the Fear”以来、3年振りに全英トップテン入りを果たした、“Black and White Town”、<br />
ギターの叙情的な音色と広がる音の交わりが美しい“Snowden”、<br />
アコースティックギターのシンプルな進行から多様な展開を見せる“Someday Soon”など、<br />
ベテランの経験を生かした多彩な楽曲が並ぶ、味のあるアルバムである。 <br />
歌詞の内容は決して軽くないが、音響の創意工夫が素晴らしく、<br />
明るすぎず暗すぎない絶妙なバランスが保たれている。<br />
<br />
マンチェスターの職人たちが作り上げた、真心のこもった作品とでも言おうか、<br />
ダヴズの音楽からは人肌の温かさのようなものを感じるのもまた不思議だ。<br />
気取らない、等身大の喜怒哀楽がここには詰まっている。<br />
<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/7sX4K0JRIDM" width="560"></iframe>La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-26873242368147925272013-06-07T22:19:00.001+09:002013-07-24T06:05:22.579+09:00Roxy Music - Avalon<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-Yq7PGKoVMFs/UbHdl7Ep0BI/AAAAAAAAAe4/x9QHEd7ZErg/s1600/roxymusicava.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-Yq7PGKoVMFs/UbHdl7Ep0BI/AAAAAAAAAe4/x9QHEd7ZErg/s1600/roxymusicava.jpg" /></a></div>
<br />
9.5/10点中<br />
<br />
妖艶という言葉がぴったりだ。 <br />
<br />
一曲目の「More Than This」からアルバムに終わりを告げる「Tara」まで、 <br />
ブライアン・フェリーの一貫した美学が感じられる素晴らしい構成が展開されている。 <br />
シンセサイザーやギターが奏でる妖しげな音像と<br />
ブライアン・フェリーの突き抜けるような美声が混ざり合い、<br />
表出した浮遊感にも感覚が聴き手を安らぎに誘う。<br />
<br />
複雑な処理と独特の音響空間が展開されているだけに、<br />
聴き手がある種の圧迫感を感じてしまってもおかしくないのだが、<br />
アルバムの印象として非常にクリーンだと感じてしまうのは、ただただ驚嘆するばかりだ。<br />
その後に80年代を代表するエンジニアになる、ボブ・クリアマウンテンの丹念な仕事も<br />
これに一役買っているのは言うまでもないだろう。<br />
<br />
ロキシー・ミュージック最後の作品であり、<br />
後期ロキシーにおける美の探究が極に達した瞬間を見事に切り取った傑作。La Reprisehttp://www.blogger.com/profile/16929925515440162214noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3569851168948783993.post-43122521001858779132013-06-05T07:16:00.001+09:002013-07-24T06:05:34.581+09:00Destroyer - Kaputt<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-xQf_scMujos/Ua5nFw8LdpI/AAAAAAAAAeo/pjhVJp1ZN7A/s1600/destroyer.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-xQf_scMujos/Ua5nFw8LdpI/AAAAAAAAAeo/pjhVJp1ZN7A/s1600/destroyer.jpg" /></a></div>
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9.5/10点中 <br />
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2011年の作品だが、今また聴く価値はあると思う。<br />
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BBC、cookiescene、Pitchforkでも述べられているように、<br />
ロキシー・ミュージックのアヴァロンを参照して作られたような、<br />
スペーシーで情感溢れる一作だ。<br />
しかし、この作品の最も素晴らしい点は単なる「引用」「参照」に留まることなく、<br />
それをしっかり新しさに転化できているところだ。<br />
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OPNのダニエル・ロパーティンはかつてSF作家レイ・ブラッドベリを引き合いに出しながら、<br />
『世界が終わった後の社会に取り残された人々が昔の素材を滅茶苦茶に組み合わせて、<br />
それが正しいものであると勘違いしてしまう未来の世界を想像している』と語り、<br />
「ウルトラ-ノスタルジック・ミュージック」と自身の作品を括られることについて、<br />
『僕自身はノスタルジーを感じることはなく、<br />
僕は人が感じる何かについて考えようとしているだけ』と答えていたが(*1)、<br />
まさにこのデストロイヤーの作品も、<br />
前述のロキシー・ミュージックや80年代の音楽をただ単に参照するだけではなく、<br />
それを現代の音楽の要素を含めて無茶苦茶に組み合わせることで、<br />
懐かしさはありながらも、決してそれがノスタルジーになることはない。<br />
人が過去のものを見た時に感じる何かを穿っているのだ。 <br />
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このOPNやデストロイヤーのノスタルジーについての思索は<br />
今の音楽シーンに対しての提言のように感じるのは私だけだろうか。<br />
そして、だからこそ、この作品は今聴く価値がある。<br />
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(*1) <a href="http://pitchfork.com/features/take-cover/8705-oneohtrix-point-never-replica/">Pitchfork : Take Cover Oneohtrix Point Never: Replica</a>より<br />
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