9.0/10点中
ひりひりするような、裸の音だ。
「The Good, the Bad & the Blind」の繊細なイントロダクションを聴けば、
彼らの音楽性をすっと了解することが出来るだろう。
弦の揺らぎすら感じるような、儚い音色はそれ故に美しい。
そこに重なるクリス・レオの叩きつけるようなボーカルは、
このバンドの純粋さを示すような、バイタリティを感じさせる。
実際にそこで音が鳴っている感覚、これを出すのは想像以上に難しい。
目の前で鳴っている音に居合わせる驚きや楽しさ、
このアルバムはそんな純粋な音楽の姿を思い出させてくれる。
