Editors - In This Light & On This Evening

In This Light & On This Evening
In This Light & On This Evening
posted with amazlet at 12.10.02
Editors
Fader Label (2010-01-19)
売り上げランキング: 195192

8.0/10点中

ポストパンクリヴァイバルの旗頭として活動してきたエディターズの3作目。
これまでのジョイ・ディヴィジョン、ニューオーダーを彷彿とさせる音から脱却し、
デペッシュ・モードのような80年代シンセ・ポップ路線に移行した節目の一作でもある。

これは正直言ってかなりの良作なのではないかとと思う。
2009年に良い意味でよくこんな時代錯誤なアルバムを作れたなと思うし、
トム・スミスの声もよくマッチしている。

これがきっかけで、ギター担当のウルバノビッチが脱退したという感も否めないが、
このような変化をすると大半のリスナーは想像していなかったと思うので、
これは多くの人にとって新鮮な驚きを与えたアルバムとなっただろう。

ただ、昨今のアメリカ音楽の勢いの中で、
次回作が果たしてきちんと評価されるのか。
それだけが心配である。