Empire Of The Sun - Walking On A Dream


9.0/10点中

オーストラリア出身サイケデリック・ポップ・デュオのデビューアルバム。
ただデビューアルバムとは言うものの、
どちらも豪では著名なバンドのメンバーであり、
趣味で作ったアルバムと言った方が正確かもしれない。

さて、アルバムの中身だが、非常に良い作品だと思う。
ジャケットからも分かるように、80年代のバタ臭さ全開なアルバムで、
もはやB級と言ってしまえるぐらいクサいメロディの連続なのだが、
音や空間の使い方が上手く、 絶妙にグッとくる。
また、良い曲を出し惜しみせず、アルバム冒頭でどんどんぶつけていく感じも
趣味で作った感があって、こちらとしても全然気負うことなく聴ける感じが良い。

Abe Vigoda、We are Scientists等のB級がA級になっちゃった系の中でもかなりの名作なのでは?
「Standing On The Shore」、「Walking On A Dream」の2曲を聴けば
すぐにこのアルバムの虜になること請け合い。
とてもポップな作品なので、洋楽入門アルバムとしてもうってつけの作品だと思う。