The Smiths - Meat Is Murder


8.5/10点中

フロントマン、モリッシーの物憂げな歌詞と
ジョニー・マーのギターで80年代のイギリスを席巻したバンド、ザ・スミス。
その2作目がこの「ミート・イズ・マーダー」である。

何より、ジョニー・マーのギターである。
リバーブとアルペジオを多用したギターは本当に「スミスっぽい」というより他になく、
イギリスは元より、相対性理論のような日本のバンドにも大きな影響を与えている。

このアルバムでそのギターを楽しめる曲と言えば、
「The Headmaster Ritual」、「I Want The One I Can't Have」、
「Nowhere Fast」、「Well I Wonder」だろうか。
どれも、明るくも暗くもない、80年代のニューウェーブっぽさ溢れるギターを聴くことが出来る。
また、「How Soon Is Now?」のような代表曲も聴くことが出来、
当時の大衆の心を掴んだ、その勢いと曲の良さがよく表れた作品と言えるだろう。