8.3/10点中
今やブルックリンを代表するバンドとなった、ヴァンパイア・ウィーケンド。
全米4位にランクインし、その名を世に知らしめたのがこの「コントラ」である。
トーキング・ヘッズの影響下にあるような曲調で、
シンセサイザーを使いながらも、その質感は非常にソフトである。
また、曲の細かい部分にも配慮が為されており、全体として非常に聴きやすい。
曲の合間に入るストリングスもまた美しく、雰囲気を壊すことがない。
最初にシングル・カットされた「Cousins」のように、雰囲気をガラッと変える手も持っている。
ただ、欲張りなことを言えば、全体的にやや落ち着きすぎの感があり、
もう少し「Cousins」のような曲があってもいいのではと感じた。
今年発表される新作ではまた違った一面を垣間見ることができるのではないか、
と心ひそかに思っている。
ラベル:
8.0以上,
Afrobeat,
Alternative,
Indie Rock,
Surf Rock,
アルバムレビュー,
洋楽